デザイナーを中心とした企画チームが、
苦心の末生み出した新作発表の場でり、
また、全国から集まったショップスタッフやバイヤー、デベロッパー達が、メーカー担当者らと商談をする場でもあります。
会場内では、あちこちで意見交換や挨拶などをする人の輪が作られていきます。
私も過去約30年に渡り展示会に足を運んできましたが、服好きの自分と、商売人としての自分とのせめぎ合いで、厳しい目で見る時もあれば、新しい商品との出会いで、新鮮でワクワクした気分になることもあります。
もう10年以上前から、展示会での面倒な仕事は店の若いスタッフに丸投げ?している私は、エラそーに最終日の遅い時間に真打ち登場的に顔を出し、的外れな持論をぶちまけたりして相手を困らせるのである。(半分冗談ですよ…でも半分です)
そんな私が、毎回注目しているのは、シーズンテーマとディスプレイです。
要は、テイストとカラーとスタイリングさえ分かれば、そのシーズンのトレンドや傾向など、大枠は掴むことができるのですが、こればっかりは展示会に行くまでは分かりません。
そして私がいつも自分に課していることは、このテーマを事前に言い当てること。
いわば、ちょっとしたゲームみたいなものですが、今までの経験値や直近のトレンドの流れを注視していると、霊能者じゃなくても読めてくるのです。
今回もほぼ的中でした❗(証人はスタッフのカニ君です)
賞金や景品はありません(当たり前です)
でもこれが出来なくなったら、この仕事は潮時かもしれません。
服への興味が薄れ、感覚が鈍くなった証拠ですから。
さて、今回はどんなテーマだったかというと、「 DAPPER SAFARI」
私が事前にカニ君に言ってたのは、「白人のソフィスティケイトされたサファリルックかなぁ」でした。
さすがに、゛ダッパー゛は出てこなかった。だって、そんな言葉すら知らなかったから。
゛ダッパー゛とは「粋な」「上品な身なり」「流行に合った」などの大人の男性への誉め言葉だそう。
サファリとは、アフリカでの狩猟旅行のこと。
だからサファリ・ルックとは、この時に着る狩猟服や旅行服のスタイルのことを指し、’60~70年代にかけて流行しました。

メンズビギのコレクションでは、ミリタリーを薄めに取り入れ、フォルムや素材感、カラーで上品に見せるアレンジを提案しています。
ベーシックなジャケットでもベージュをキーカラーにし、大人なサファリコーデを打ち出しています。
ベージュ、カーキ、ホワイトのアースカラー、淡い迷彩、インディゴをメインに、ブルーネイビー、ピンク、イエローを差し色にコーディネートします。
メンズビギの最新情報、いかがでしたか?
まったく、これから寒い冬だというのに…
ピンとこない人も多いと思いますが、知ってて損はないでしょ、
春は絶対来ますから❗
メンズビギ マルイシティ横浜店 GMより