う~ん、論文のようになってきたな。
さて、メンズファッションの源流を辿って
いくとイギリスに行き着くのですが、これが
アメリカに渡りアメリカントラディショナルとなり、
さらにアイビー、プレッピーという新たな
スタイルに繋がっていきます。
(ここまでは教科書通り)
- TAKE IVY 復刻版/ハースト婦人画報社
- メンズファッション永遠の教科書!
さらにワークやミリタリー、スポーツ、アウトドア
などの要素が加わり、着崩すという概念が
生まれたのではないでしょうか。
イギリスの伝統的で保守的なファッションに対し、
アメリカの自由度の高いファッション。
抑圧されたイギリスの若者が飛びつくのは、
当然ですよね。モッズファッションの背景も
これでしょう。
- さらば青春の光 [DVD]/ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
- モッズのすべてが分かる一本!
こうしてイギリスからアメリカへ渡った
ファッションは、再びイギリスへと戻り、
その後も互いに刺激し合いながらの
ピンポン関係は、今も続いていると
思うのです。
さて、ブリティッシュロック好きが興じて、
フォークやトラッドに足を踏み入れた私は、
ロックも同じであることに気付くのです。
一般的にロックの起源は、アメリカの黒人音楽。
それに影響を受けたイギリスの若者が、
オリジナルの曲を自ら演奏し、歌い始めたという。
(ここまでは教科書通り)
でもそれよりも、もっともっと前の時代、
ブリテン諸島から数多くの貧しい移民たちが、
自由と希望を求め新天地アメリカに渡っていった
事実。(映画タイタニック覚えてますか?)
それらの移民たちが故郷で慣れ親しんだ、
ブリティッシュフォークやトラッド、バラッド(伝承歌)
がアメリカのルーツ音楽に与えた影響は、
計り知れないと思うのです。
イギリスから渡った音楽はアメリカで、
黒人音楽と結び付き熟成され、再びイギリスへ
という果てしない循環は、まさにピンポンのようです。
そして、ロックとファッションは、
限りなくリンクしているというのが、
私の結論であ~る。
年甲斐もなく、熱く語ってしまいました。
全然、語り足りないけど…
果たしてこんな記事、誰が読むのでしょうか。
GMより
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