こんばんは!
さて、今日はご報告です。
聴神経腫瘍という病気になりました。
簡単に言うと、良性の脳腫瘍です。
症状は、めまい、右耳の難聴、耳鳴りです。
今、右耳はあまり聞こえず、いつもセミが数十匹鳴いてる感じです(>_<)
わかったのは2か月ほど前。
まずびっくりして、慌てて、混乱して、落ち込んで、でもたくさん調べて、数人のお医者さんを訪れて…
結果、信頼できるお医者さんに出会えて、先週水曜日、ガンマナイフという放射線治療を受けました。
今日のサンデーモーニングも普通に出演しましたが、実はおでこに小さな傷がありました(^-^;
実は、このことをこの場でお知らせするのは、正直迷いました。
でも、10万人に1人という珍しい病気とのことで、私自身も同じ病気の方のブログを見ることで、情報を得たり、勇気づけられたりしたので、今、この病気で悩んでいる方、これからもしかしたらこの病気にかかってしまう方のために、少しでもお役に立てれば…と、書くことにしました。
少し長いですが、よろしければお読みください。
一年近く前、めまいが始まりました。フラフラ、ふわふわと、雲の上を歩いているような軸が定まっていないような感覚です。
そこで、近くのかかりつけのSクリニックを訪れました。
するとそこのS医師は「めまいなんて誰にでもありますよ~。うちの看護師さんもしょっちゅうフラフラしてます」と言いました。そんなものかな~と、あまり気にも留めずにしばらく過ごしました。
考えてみれば、この時すでに症状は始まっていたわけで、このとき検査、治療を始めていれば、今のような耳の不調は防げたかもしれません。
「たら・れば」は考えない主義だけど…やっぱり悔やまれます。
そのうち6月にグルグルと天井が回るような激しいめまいが始まり、これはさすがにおかしいと、今度は近くのD総合病院の耳鼻科を訪れました。
最初は「メニエール病」と診断され、その薬を数か月服用しましたが、良くならず、「念のため…」と撮ったMRIで1.7㎝の腫瘍が見つかりました。
決して小さいとは言えない大きさだと言われました。
良性とはいえ、だいたい年に2ミリほど大きくなっていくそうです。
大きくなると、色々な深刻な症状が出る可能性もあると。。。
晴天の霹靂とはこういうことを言うんだなと思いました。
そこから、とにかくググりまくり(笑)、D病院に頼んで書いてもらった紹介状を持って、有名なお医者さんに立て続けに診てもらい、サードオピニオンまで取りました。
聴神経腫瘍の治療法は、開頭手術とガンマナイフに大別されます。
どちらも一長一短です。
迷いに迷いました。
でも、今回治療をしてもらった東京女子医大病院の林医師を訪ねた時、いきなり1時間以上も丁寧な説明をしてくれて、とても安心できたことから、この方にお任せしようと決めました。
そして、水曜日にガンマナイフを行いました。
ガンマナイフは腫瘍の縮小や無力化を目的として行うので、腫瘍が消えてなくなるわけではありません。
ですから、これからも様子をチェックしていかないといけません。
ま、おとなしくしててもらうわけですね。
長い付き合いになるかも…です(笑)
今はおでこと後頭部の4か所の傷がちょっとだけ痛みますが、もう普通に生活しています。
難聴、耳鳴り、ふらつきは相変わらず続いていますが、この状態にも何だか慣れました。
人間て順応力ありますね(^-^;
こんな珍しい病気になってしまい、人生がガラッと変わった気がしますが、それでも普通に仕事や日々の生活をしています。
こう考えると、街や電車の中にいる大勢の人達の中にも、何かしらの深刻な病気を抱えた人が、実はいるんだろうな~と時々思います。
私だってまさか脳腫瘍があるなんて思われていないだろうし。。。
そして、絶対に皆さんに言いたいのは、めまいを軽く見ないでほしいということです。
「疲れかな」「一時的なものかな」私もそんな風に思った時期がありました。
それが、発見を遅らせました。
だから、少しでもおかしいと思ったら、納得できるまでしっかりと検査を受けてください。
お医者様の中には、そういうと嫌がる方もいるかもしれない。
でも、そんなこと気にしないで、自分の身体は自分で守ってください。
私、本当にくじ運悪いのに、10万人に1人に当たっちゃったんですから(^-^;
めんどくさい病気になってしまいましたが、これによって得たものもたくさんあります。
励ましてくれる友人、スタッフ。
温かい言葉。
とても大切なものを見つけた気もします。
うまく言えないけど、とりあえず、腫瘍に負けずに楽しく暮らしていこうと思います。
そして、同じ病気の方、一緒に頑張りましょう!
長文、お読みいただき、ありがとうございました!