記憶

最近読み終えた本が、荻原浩さんの「明日の記憶」。

大好きな作家さんです。

この「明日の記憶」は、バリバリ仕事をしている広告代理店の50歳の営業部長が、若年性アルツハイマーにかかるというもの。

“自分が自分でなくなっていく”恐怖と闘いながら、でも病気ときちんと向き合って生きていく様が、必要以上の悲愴感を交えずにむしろ淡々と描かれています。

ラストシーンは、切なくて、でも少し清々しくてちょっと鼻の奥がツーンとしました。

でも、主人公が自分の病気にまだ気付いていない最初の頃、人の名前を思い出さなくなったり、予定をすっかり忘れてしまう場面があるのですが、これにドキッ！としたんですね～。

私、こういう事、時々あるんです！

「あれ？ほらほらあの俳優さん、誰だっけ？」なんて、しょっちゅう。

忘れ物としては、高校時代に制服のスカートをはいて行くのを忘れるという伝説を作ってしまいました(;^_^A（冬だったので、コートは着てましたよ☆）


仕事柄、毎週大量の資料を読み飛ばし、（サンデーモーニング1週分で、両面コピー高さ10cmぐらい）それを頭に叩き込む作業をしていますが、それはあくまで「短期記憶」。

日曜の午後には頭からすっかり蒸発してしまっています。

私、昔から物覚えが悪くて、その上、大学時代からの友人のS子というのが、幼稚園で同じクラスだった子のフルネームが全部言えるという、驚異的な記憶力の持ち主。

彼女からはいつも「また忘れちゃったの～？」とあきれられています。

あ～あ、私の脳みそよ～、もっと頑張って～！

ちなみにアルツハイマーの予防には、玄米、かぼちゃ、ブロッコリーなどの緑黄色野菜が有効だと、「明日の記憶」に書いてました。

食べよ～。。。(。_。)