新型コロナウイルスの影響は感染拡大防止という医療、保健、福祉の課題がある一方で、緊急事態宣言等に伴う、外出自粛等による経済活動への影響も深刻です。

 

国が支援メニューを示す一方で、政府は今日に補正予算案を閣議決定し、国会通過は来週と聞き及んでいることからも、国において補正予算が成立し、県、市に制度の詳細が示され、市として具体的な作業に入れるのは早くてもゴールデンウィーク明けになります。

 

それぞれの市・町等で、受付の準備が整い次第、申請書等の発送になりますから、今しばらく時間がかかります。

 

だからこそ、一番、市民や事業者の身近にあり、暮らしよく知る、基礎自治体だからこそ、国の支援メニューのタイミングでは間に合わない方々への支援については、何よりも対応を急ぐ必要があります。

 

県内では大村市がいち早く対応しました。リーフレット

 

先週は長崎市も対応を示しました。概要資料

 

佐賀県武雄市では、いち早く嬉野市と共同で宿泊や飲食を応援するキャンペーン(緊急事態宣言のため現在は受付中断)を実施しました。

 

また、同じ中核市では、明石市が、新型コロナウイルス感染症対策関連の補正予算(6億9百万円)を議会に上程し、可決されています。

 

明石市市長の泉房穂(いずみふさほ)さんは、私が尊敬する首長のお一人です。

 

予算説明資料には、「困っている市民に手を差し伸べるのが行政の使命・役割」と書かれていました。

 

記者会見のやりとりがホームページに記載されています。

 

泉市長は、「最大のポイントは、緊急すなわちスピード感こそが重要であると、そのように考えております。対象は後ほどご説明申し上げますが、今月分の家賃も払えないという悲鳴が聞こえております。そういった個人商店、そして仕事に本当に行くことができず、日々の収入も断たれているという声も聞いております。一人親家庭などにつきまして、しっかりと今こそ行政が役割責任を果たすべきだという思いで考えております。」とおっしゃっています。

 

佐世保市の対応は、スピード感に欠けるといわざるを得ません。

 

現時点においても、粗々の支援のかたち、方向性すら見えてきません。

 

先週、17日(金)には、私が所属する自民党市民会議会派で緊急要望書を市長に提出させていただきました。

 

先が見通せない中で、限られた財政の中で、支援計画を組み立てる難しい判断になるからこそ、最期は政治の判断でスピード感をもって対応をしていく必要があります。

 

佐世保市は、今週中には第一弾の経済対策を示したいとのことですから、少しでも遅れを取り戻し、支援を必要とする人(事業者)に早く届くよう取り組みを進めていただきたいと思います。