こんばんは

橋村姫です。前回の記事でリリース中のアルバム『H2O』についてのご紹介というか、こういう風にゲット出来るよ!聴けますよ〜

というのをご紹介させて頂いたのですが

今回からは、もうすでに音源ゲットしたよ!(とても嬉しいです
)LIVEで聴いたことある!という方に向けてもっと曲の中身というか、こんな気持ちで書いたよ〜なんていうエゴではないのですが、橋村姫の歌や音楽少しでも良いと思ってくれた方に知ってもらえたら嬉しいなという想いを言葉で残そうと思いました。


第一弾として

『H2O』のトラック2に収録している
《♪私が髪を切ったのは》
という曲のライナーノーツです。
もしまだ聴いた事ないという方は是非聴いてから読んで頂きたいです



《Apple Music
》


album『H2O』ダウンロードリンク
《YouTube》
〝私が髪を切ったのは〟
聴いて頂きありがとうございます

ではお話していこうと思います

私の曲は自分が実体験したこと、感じたもの見えたものをスケールの大きなテーマをもって曲するというよりは、短編のドラマみたいに小さな世界の中でころころと日々が経過したり風景が変わったり色んな感情に変化したりする登場人物がいる人間味みたいなものを歌った曲が多めな気がしています。
でもその中にあるメッセージは曲により個性は違いますが聴いてくださる方の共感だったり、同じような気持ちになった事がある人や音楽を求めている人の背中を押せる歌でありたいという気持ちです。
まぁ何よりこれ以上でもこれ以下でもなく伝えたいんです。たくさん曲を書いたり発信して気持ちを言葉に変換する引き出しを増やして行けたらいいなぁ

私自信が生き方のヒントだったりこの歌があったから乗り越えられたぁぁ!!なんて事が人生で何回も何回もあったので、、

誰かのそれになれたら助けてもらった音楽への恩返しになるような気がしてるのかも知れません。
〝私が髪を切ったのは〟
この曲はタイトル通り私の実体験を元に書きました。
時期的には去年の冬くらいでした

その時は夜でお風呂に入り腰くらいまである長かった髪をいつも通りドライヤーで乾かして、ブローをして、その後髪を二つに結き、髪を切りました。
自分の手で、台所の引き出しにしまってあった大きめのハサミで
刃が大きくても一回でザクっと行く感じではなく、ジャリジャリと刃をすり合わせて自分から切り離すような感覚を覚えています。
(うわぁ、これだけ見るとすごいメンヘラみたいだ、、
違います!!)

全然!そうじゃないですし自傷行為してやる、、!なんて気持ちも0で、

急に思い切りたくなったんです
たしかに、もんもんとしている日々が続いていた時期ではありました。
すごく力を入れていたオーディションに落ちてしまったり、周りにはどんどん前に進むキラキラした人がいて、その輝きがすっごい眩しく感じて、焦って、人の目が気になって自分を抑え込んでは空回りして恥ずかしい思いをしたり、好きな人に嫌われてしまったんじゃないかと不安になったり、
そんな気持ちを全部リセットしたいな。
気持ちの再起動って出来ないのかな頭の中ではすごい速さで何かを逃さなければいけないようなグルグルした気持ちになってなんの迷いもなくいつの間にかでした。
その時ピアノの音が聞こえてたなぁ。
切ってしまったら、最初はちょっとやらかした、、!?
何しちゃったの自分?
と本当に一瞬思ったのですが、すぐ気持ちは切り替わって軽い息でたくさんの空気が吸えて、すっごいスッキリしたんです。

無理矢理結びつけたわけでも何でもなく、
新しい自分で頑張ろう。
曲かこう。
もっと歌いたい。
こんなに簡単に変われるなら、もっとエネルギーを使って何かを変えてみたい、その先にある景色を見てみたいみたい。
という気持ちになりました
(これはあくまでも私の当時の気持ちなので
髪は女性の命です絶対
真似する人はいないとおもうけど絶対真似しちゃダメ
)




そして言葉も気持ちも忘れないうちにと歌ノートに書き殴って、言葉を選んで、歌にするイメージを持って整えました。こんな歌詞が生まれこの曲が生まれました。
(その時の歌ノート)
『私が髪を切ったのは』
私が髪を切ったのは 変わりたいと願ったから
いつもある 自分のにおい
嫌になって ハサミを取り出した
止まらない 感情は衝動的で
これを あなたに 見てて ほしい
切れ味の悪いハサミ 後味の悪い言葉
ジャリジャリと耳に響く 武器を持った右手は震えてた
これで良かったのかな? 満足っていつ味わえる?
ジリジリとあつい熱で 変えた形
かつて私だったもの こんなんで ごめんね..。
私が髪を切ったのは 強くなると決めたから
いつからか泣いてばかりで 私だけが進んでいなかった
止まらない 切なさも 音楽にして
私の言葉で 伝えたい
大切な長い髪は 今は無い だけどいいの
フツフツと生まれてくる 負けたくない。まだ歌いたい
これで良かったんだ おもいきる事が出来た
ジリジリとあつい熱が ここにあるの
ハサミに込めた想い 無駄にしたくない
かつて私だったもの ありがとう さよなら
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
というストーリーがこの曲の裏側にありました。

レコーディングではミュージシャンさん方にめちゃめちゃご協力して頂いてスタジオで作り上げながらレコーディングに挑みました



髪を切った時に聞こえたピアノの音の存在を曲の中でも表現したくて、イントロやアウトロもそうなのですが、サビの歌い上げているセクションの上でも上の方でずっと聞こえる位置で弾いて頂いています。
すごい長くなった、!

他の曲達もこんなに長くなるのかしら笑
ライナーノーツ第一弾読んで頂きありがとうございました
(もしなんか暗い気持ち?とかになっちゃったら明るい曲聴いてくださいね!
)



ではまた次の記事でお会いしましょう

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