本を作り続けるために、本を楽しいもの魅力的なものにするためには
本当に何が必要なのか?
それを考える時に、まずは編集者がいて、企画がある。
編集者のすべきことは、企画と制作、編集。
そしてそのまわりに、カメラマンやイラストレーター、デザイナー、モデル、ヘアメイクとか
あと先生と呼ばれる人たちがいる。
でも、ここらへんはひとくくりにして、出版における陰陽でいえば、陰の部分。

そこから作られた者が、取次会社を通して、各書店へと配本され、そして販売店員さんの
手により売られる。そこに出版社の販売営業もいる。彼らは陽。

この陰陽がそれぞれすべきことをしているのはもちろんだけど、
一番のポイントは、陰陽が一つであるかどうか。
陰陽は分かれていてはいけないのだと思う。

僕はマイケルジャクソンの話を良くする。
あの[THIS IS IT]についてだ。
マイケルは作品の中でライブを支えるみんなに対して「愛しているよ!」と
声をかける。そしてファンにも。

愛の数が多ければ多いほど、その人は魅力的に感じる。
本も同じ。
作り手、売り手が、愛してあげるほどに、魅力的なものになる。

だから、いい本は、愛せる本だと思う。
内容や、デザイン、紙のこと、装丁、読者のこと、書店のこと、
多くのことを考えて作られた本は魅力的だ。

でも、もう一つの魅力的な本は、
誰のことも考えずに作ったにしても、結果的に愛あふれる魅力的なものになっているものだ。
これはロックな本。

僕はその二つの魅力的な本を作りたい。

ハシムラノブヤ