うらばなし | 橋本志穂の部屋

うらばなし

父の涙ー

もう、ダメですねぇ。年とったら涙もろくなって・・・・

ホントに怖い、厳格な父親だったんですよ!!


番組ではカットになったトークの部分など

うらばなしを紹介しますね。


因みに「橋本さんは6年間福岡代表として~」と

波田さんが紹介して下さってましたが、

正しくは、「7年」です。

マラソン初めたのは小学4年生の頃ですが、

その後、女子の長距離という種目が正式に認められ

中学3年から大学3年まで、福岡県代表の駅伝選手として

走っていました。

青春そのものーです。


父が話していた「芸人との結婚に反対しなかった理由」を

ちゃんと説明すると、

私が走り始めたのが小学4年ー

365日休みなしに走らなければ夕食も食べさせてくれません。

星一徹みたいなオヤジでしたから・・・。

中学も、部活一辺倒でしたし

高校は、陸上競技が強かった女子高しか

受験を認めてくれませんでした。

まぁ、他に受験できるほどの頭脳はもともと無いし、

伝統ある進学校で、私の偏差値じゃ、とうてい入れ無い

学校でしたが、陸上競技の推薦入学が出来たので

私もイヤではなかったです。

その後、地元の大学に進学し、陸上競技を続けますが

もちろんこちらも推薦入学。

父が、「福大なら行ってよい」と決めて、進みました。


男女交際はもちろん、アルバイトも禁止だったのですが

大学3年の後期になると、殆どの単位を取得してる私は

学校に行く理由がないのです。

部活だけの為に通うのですが、当時、足を故障して、

走るのはドクターストップ。

バイトくらいしなきゃ、暇でヒマで~

それで、中洲のホテルのレストランでバイトしたのですが

父が激怒!

中洲なんて、いかがわしい!!!!!と勘違いしたみたい。

その時、ちょうど地元のNHKが朝のニュースのアシスタントを

募集していたのですが、「こういうバイトならやってもいい」と

初めて許してくれたので、

履歴書送って面接行って・・・

まぁ、たまたまオーディションに受かって、

アナウンサーの真似事をすることになったのです。


大学生キャスターとして、朝のニュースに出ていたので、

就職するときも、東京のテレビ局を受けたりしたかったのですが

「福岡じゃなきゃいかん」という父の方針で

地元のみ。


進学も就職も、全て父の許した道、父の敷いたレールしか

走ってきてないんですね。私・・・。

だから、父は

「結婚くらい、自分で決めさせてやろう」と思っていたそうです。


という話は、私には直接してません。

夫と父が二人で飲んだ時に、そう話していたんだそうです。


だって、芸人との結婚なんて、絶対反対されると思ってたもの。

アナウンサー時代だって、

報道部長から休みの日に「悪いが夕方の天気予報の

アナウンサーが居ないから出てきてくれないか?」という

電話がかかってきた時に、

「どこのドイツだ!女の家に、チャラチャラ電話やらしてきやがって!」と

部長をどなりつけたんですからビックリマーク



それから、「汗が化粧水」と言ってましたが、

正しくは・・・

「情けない!オレの娘が化粧やら してからくさ。

お前の化粧は額に光る汗やったとにむかっ」 です。

父の語録の一つです。

私が、ニュースに出る為に、初めて化粧をし、

帰宅した時に言われた一言。

フツウの父親なら、「おぉ。化粧か。お前もキレイになったなぁ」とかさ

なんか優しく褒めて欲しかったよね。


ドライヤーもダメです。

クルクルカーラーで、聖子ちゃんみたいに横を流す時代だったけど

「ドライヤーは不良の始まり」というのが父のモットーで

髪は自然乾燥が一番でした。

洋楽もダメ。

中学の頃、聖子ちゃんばっかり聞いていた私が

兄の影響でビートルズのカセットを聴いていたら取り上げられました。

「洋楽は不良の始まり」だそうです。


笑うでしょ?


そんな父でしたから、結婚も絶対反対される!と覚悟していたんですね。


でも、うちの夫は、私の父にも優しくしてくれます。

美味しいお魚やお酒をご馳走になっただけで

「タカはいいやつだ」となるので とても簡単な父ですにひひ


今日の2時っチャオ!は福岡では放送されていないでしょうし

後で、ビデオに録画して持ってってあげよう。


来月は、そんな父の古くからの友人で、

私の幼馴染のお父さんでもあり、

家族ぐるみの付き合いがあったから、私にとっても

お父さんみたいな存在の方の 退職のパーティがあるの。

仕事以外で帰省することはなかったけれど、

コレは参加しない理由はないでしょ。

おじちゃんの為に、帰省するの。

父の誕生日も近いから、みんなでゴハンに行ったり・・・

何十年ぶりだろ、家族みんなで会えるのは~~~

すーーーごく楽しみなのです