人の裏の顔 | 橋本志穂の部屋

人の裏の顔

ある国会議員が地元に帰ったら

途端に平身低頭な態度をとったーという

目撃談目を書いたけど・・・


この日記はその続きです。

だから、まずコレを読む前に、ひとつ前の日記を

「本音トーク」読んで下さいね。

話がつながるから~


それから、あんまり政治に興味ない人は

読んでも面白くないかもしれないけれど

今の腐った日本を変える為には

国民の一人ひとりが厳しい眼を持って

政治を見守っていかなければならないの。

そんな退屈な話かもしれない~

しかも、長いです!

それでもよければ読んでね。


もう一つ!

コレは誹謗中傷ではありませんビックリマーク

あくまで私の体験談です。

誰彼構わず、そんな態度を取ってる人かどうか

私だけの意見で判断しないでね。

私だって、機嫌の悪い時だってあるし

たまたまそんな時に私が出合ってしまったのかもー


では、始まり始まり~~



前の小泉内閣だった時に

私はたっくさんの大臣にお目にかかって

インタビューをするーという

とても貴重な体験をさせて頂きました。音譜


トップは「麻生外務大臣」だったの。


普段の仕事では

予め台本を貰っていてもほとんど読まない私・・

台本は書いた人の気持ちやこうなって欲しいという

理想が書かれてるモノだから

眼を通してしまうと

「私」ではなくなり「誰がやっても同じリポート」にしか

ならないの。しょぼん でしょ?


ただね、ディレクターの意向は大事だから

・「番組内容」

・「番組の方向性」

・「だいたいの流れ」を収録前の打合せでディレクターさんに聞いて

なるだけ、本線に沿って物事を運ぶように努力してる。

打合せの時も、台本を読みながらだと

文字を眼で追うだけで、ディレクターさんの話が

耳に入ってこなくなるから、台本は結果的に読まない・・・。


そんな私だけど、

大臣インタビューに関しては、すっごく事前に勉強メモしました。

台本はもちろん読んだし、

各大臣のHPを隅々までチェックビックリマーク


当然ながら、忙しい大臣たちなので

分刻みのスケジュール時計の中を縫うように

限られた時間の中で進行しなければならないー

そうなると、あまり脱線も出来ないし

ある程度、台本通りーというのは私にとっても助かる

状況だったのです。


内閣府から発注を受けて

各省庁が対応するわけで、

勢力関係大なり小なり表すとー


クライアントの内閣府からお金¥を貰って番組を作る

制作会社が一番下


制作会社<内閣府<各省庁≦秘書官<大臣


そんな構図だったように思われるの。


大臣以下の小なりクラスは、全員ビクビク汗

特に外務省は出入りも厳しい省庁だから

集合から退出まで全て団体行動

いわゆるタレントの仕事みたいに

メイクさんやマネージャーが先に現場に入って

準備をする・・などということも出来ないビックリマーク

もちろん、制作スタッフも。。。!!

全員揃ったら、入館手続きを取って~

ピリピリムードです。叫び


大臣は前の公務が押すと、

私たちの持ち時間がどんどん少なくなってくるーショック!

私は

「いや、約束の時間に遅れるそちらが悪いでしょ!

私たちが『くれぐれも巻いてくださいよ!プンプン』と

上から目線で秘書官に注意を受けるなんて

アリエナイ!」といいたいところですが

制作会社の方が

「はい、重々承知しております!畏まりました。

忙しい折に、大変申し訳ございません」的な態度を取ってるので

右へならえをするしかないですよね。


ところが・・・

小なりクラスのビクビクをよそに

麻生大臣はとっても気さくで

色んなトコロに眼が届くステキな方でした。ラブラブ

私の突飛なインタビューにも快くご自身の言葉で答えてくれて

私は同郷ということもあり、すっかりファンラブラブ!になってしまったのです。

何かと失言が多い大臣(笑)でしたが

人間味溢れる人なんだーって。

だから、安倍内閣でもたった一人だけ同じ外務大臣を継続して

任された~のでは??


私たちの時間も、予定通りにキッチリおしゃべり下さいました。

その裏で、周りの秘書官のみなさんは

苦虫かみ殺したような顔してたから

「チっ、また残業が増える」と思ったかもしれませんが(笑)


その後も

当時財務大臣をつとめていらっしゃった谷垣大臣

同じく当時の防衛庁長官・額賀大臣

文部科学省・小坂大臣

川崎・厚生労働大臣

二階・経済産業大臣

北側・国土交通大臣

他にも、小泉内閣の特命大臣を担当する

松田・与謝野・中馬・猪口大臣にもお目にかかって

今後の日本の方向性について

色々な角度からお話を伺えました。


特にー

心に残っているのは、当時「ドラえもん大臣」などと

揶揄されることが多かった「猪口邦子・特命大臣」


『要注意人物』みたいな言われ方をしていたので

私も襟を正して緊張して臨みましたビックリマーク

スタッフや内閣府の担当官が

「もう少しお待ちください」と何度も言いに来るので

「何か問題があってゴネられてるのかな?」と思いきや

『ご本人がスタッフにお茶を煎れて差し上げたいらしく・・』

「余計なコトをむっといわんばかりに

職員が顔をしかめる・・・


え?それってステキな事じゃんラブラブ


大臣が自ら、小なりの私たちに

お気に入りのカップコーヒーで、お気に入りのお茶を

いれてくださるんだから、

「問題がなければ、そんなシーンから撮影してはどうですか?」

進言してみた。

こういうのが、女性大臣の心のすがすがしさかな?と。

だいたい、秘書やスタッフが気を利かせてお茶をいれて

くれるものなのに・・・。

「自分のオフィスに足を運んで下さるお客様に

自分で接待をしたい」という、女性らしい心配りはステキだよね。


こういう今まで無かったスタイルを

男性職員は「差し出がましい」とか「いらん事を・・」と

顔をシカメるのかな?と思ったの。

大臣自らが同じ目線で接することで、訪れる人たちが心を開き

大事な仕事の話だって、前向きに明るく進展する~

そんなギスギスしていない雰囲気がとてもステキだったのです。ラブラブ!


とはいえ、きっと仕事には厳しく、

女性だからと言って男性にも本音で物申す方だったのでしょう・・

だから、男性ウケはイマイチだったのかもしれません。にひひ

だけど、男に媚びて色仕掛けで政治をする大臣だったらはてなマーク

イヤだものね~ニコニコ


当時、女性の大臣はもうひと方、インタビューしました。

この方は、とっても男性スタッフのウケが良くラブラブ

みんな浮き足立っていたのですが・・・

私は本音で話す事が一切なかった悔しい思いをしたの。


どこぞのキャスターを務めたか知らんがよむっ

すごい上から目線。

大なり小なりの一番頂点に君臨するくらいの気分でいらっしゃいましたかはてなマーク

まぁ、総理大臣の腰ぎんちゃくみたいなトコあったしなぁ。

「私が日本の政治を動かしてるのよ」的自信に満ちた方でしたから。


でも、頑張り過ぎて倒れたの。

倒れたお陰で、当初のインタビューの日程がバラしに。ショック!

タレントが、スケジュールをドタキャンされるって

マジ、止めて下さい!プンプン

だったら他の仕事請けとくんだった・・・しょぼん


みたいな・・・私にとってタレント生命に関わる一大事なのですが、

この大臣のインタビューの仕事をしてる間は

ドタキャンはしょっちゅー。ガーン

慣れっこになっていたし、何より、体調が悪い事は

ニューステレビでも国民に知れ渡ることだったので

文句も言わずにバラしたのです。


そうすると、やっとお目にかかる事が叶った時の第一声

「お加減は、もうよろしいのでしょうか?」でしょ!?

国民みんな、ニュース観て心配したワケだしさ。あせる

私にとっても、同じ女性としても、テレビで知る得る限りではとして

憧れの大臣でしたし

私もドキドキドキドキ浮き足立ってお伺いしてるのだから・・・。

ところが!


「ちょっと止めて! あなた、そんな事、台本に書いてある?

フツーにやりましょ。フツーに。」

巳のような冷たい目をして睨まれた。ガーン


体調を壊した事は、私には無かったこと。

国民の代表として国を運営する大臣が健康第一でなければ

つとまりません!という意思の現われでしょうか・・・。

掴みで一喝された私は

その後のインタビュー中も、声が震えて手が痺れて

本当にどうしようもなかったの。しょぼん

今にも泣き出したい気持ちを抑えて

ドコかで挽回しなければーという焦りでいっぱい。あせる

台本通りの政治方針をとくと説明されても

右から左で頭に入って来ないしー


そうしたところ、

沖縄豊かな自然を、もっと国民にアピールしなければ!

私は何度も足を運んで、この素晴らしさを発見しています」


というキーワードが出たのです。ひらめき電球


「来た来た!ニコニコこれぞ、私の救いの一言!キラキラ

私だって九州人。

沖縄の素晴らしさは、改めて言われなくても学生時代から

足を運んで知ってる範囲だ~~っにひひ


そこで

「本当にステキなところですよね。

美味しいものもたっくさんあるし。

大臣は沖縄の食べ物で、何がお好きですか?」

と質問を投げかけてみた。チョキ


あぁ、これで場の雰囲気が和らぐー音譜


ところが!


「え? そんなのありません!」と一言。


そしてその直後に

「ちょっと!止めて。あなた、そんなの台本にナイでしょ!」と

眼を吊り上げて般若の形相節分に一変!!!!

スタッフもみ~~んな凍りついた。雪の結晶


私の作戦は功を奏さず、

場を臨戦態勢に変えてしまったのです。ドクロ


でもさ、

よく考えてみてよ。!!

沖縄を観光文化の拠点に!ってアピールするのが

あなたの仕事ならさ、

だって、大事な沖縄の文化じゃん!!!

それを

「知りません」って、あんた公費使って何視察旅行してんのよメラメラ


じゃない?


私は大なり小なりの勢力図で言うと

私<制作会社<内閣府≦秘書官<大臣

の心構えでお邪魔してるから、その時は蛇に睨まれた蛙ケロになって

しまったけれどしょぼん


いや、違うでしょ!!!!

みんな、よく考えてみてビックリマーク


大臣の上もっと偉いはずの人が居るはず!!

それは

大臣<我々国民  ではないでしょうか?


ヤツは大きな失敗をした!ひらめき電球


「ドコのアナウンサー上がりかしらないけれど、

私にインタビューするなんて、100年早いわよ」

って思ったかしらないけれどさむっ

恵まれた知性と美を武器に、それこそどっかのキャスターってチヤホヤされて

座ってただニュース読んでただけの輩ー

台本本通りにしか出来ないヤツと違って、

ワシらリポーターは現場の地に足つけて

這いずり回ってリポートして、

自分の言葉で表現する事を鍛えられとんじゃ!

打たれ強いんじゃ!!!


そして、私は『国民の代表として

政治を勉強するつもりでインタビューして欲しい』と

頼まれてココに来てやってるんじゃ!

カメラは止まっても、この経験は絶対国民に報告するのが

私の義務なんじゃ ボケ!」  と

心に誓ったのでした。


でも、

当時はまだ、内閣府とのお付き合いもあったし、

女狐の怒りに触れて、

制作会社や内閣府のステキな皆さんにご迷惑をかけては~と

怒りをいったん納めて

「大変失礼いたしました」とワナワナと震えながら

その後も台本通りのインタビューを続けたのでした。


私の意見なんてさ

ホンの小さなシュプレヒコールに過ぎないけどさ

外面ばっか良くて

上からいい眺めしか見ていない人に

私たち国民の意見なんて、ホントに聞こえちゃいないんだー

みんなもっと考えようーって言いたいだけ

とは言え、

政治活動の中で、いいトコばっか見せようとする政治家たちの

本当の姿なんて

誰もわかる術を持ってないんだよね。


だからこそ!

国民を代表して会った私が、本音で伝える義務がある!と

思ったのでした。


あ~~~

スッキリした!

ず~~~っと言いたかったの。

テレビで彼女が笑顔振りまいて出る度に、

不愉快な思いをず~~~っとしてたから。


私は政治家になろうとは思わないし

政治のこともサッパリわかんない。

わかんないからこそ、わかる人に代表してやってもらう為に

議員が居るわけです。


その議員を選ぶのは私たち。


国会中に、似顔絵書いていようと

居眠りしていようと

彼らの莫大なお給料を払ってるのは

私たち。

私たちが納めている税金で国が動き

議員が動くーというのを

もっと国民一人ひとりが認識しなければいけないのかな。


確定申告をして税金を納めている私たちは

あぁ、こんなに払ってる!って実感させられるけれど

サラリーマンの皆さんだって、

給料からタップリと持っていかれてるワケで・・

ご主人の留守の間に、留守を守り、家計をやりくり

している主婦のみなさんだって、色々な形で

税金を払ってるんです。


公務と称した接待旅行や

バカ高いミネラル水料金・・

黒塗りハイヤーに、無駄な道路工事などの

公共事業ー


私たちが一生懸命節税しなくても

政府が節約してくれたら、きっともっと暮らしが楽になるんじゃ

ないかしら?