アナウンサーになるには | 橋本志穂の部屋

アナウンサーになるには

 季節柄か、「アナウンサー志望です」とか
マスコミを受験します」とか・・・
来春から就職活動するであろう学生さんからメッセージが届きます。
 アナウンサーだったとは言え、地方局のアナだった私には、

正直、必勝法とかわからないの。
ただ、私に言えることは

なんでもいいから一つ自分をアピールできる事を磨いておくこと
学際の委員会で委員長をしていたでもいいし
部活の部長をしていたでもいい・・・
勉強以外に、何か一つ、自慢になること
たくさんアピールできる事が必要だと思います。


私の場合
アナウンサーになるには失礼なほど、おバカでした。
いやいや、自慢になるけど、大学の学部内では
成績の上位にいつもいたけれど、それはなぜかと言うと要領がいいから。
先生に好かれたり、名前を覚えられることが大切な
大学の生活の中で、私はとにかく自己アピールを
上手くやってのけたからだと思います。

 でも、子供の頃からバカだったのは事実。
東名高速道路は透明だと思っていたし
動揺「ふるさと」はウサギを食べる残酷な歌だと思ってた
小学校の中学年から勉強が嫌いになって
高校2年まで勉強しなかったから
一般常識で必要な知識がスッポリと抜けてるんです。

アナウンサーになるのに必要な資質とは
①有名大学出であるか・・・
②お嬢様であるか・・・
③頭がいいか・・・

私はどの資質にも満足しなかったのだけど
④運が良いか・・・

こののお陰だったのだと思います。

その運を掴む為に必要だと思う事が
先に挙げた「何か一つ・・・」なのです。

 私は局アナになる前に、地元のNHKで朝の番組の

アシスタントをしていたのですが、
そのアシスタントの面接で選ばれたのは
NHKの中継する「女子駅伝」に代表として出場していたからー
そのお陰で、書類選考で漏れていた私がなんとか

面接を受けさせてもらえることになり、更に面接で有利に働いて合格ー

300人以上が受けた中で選んでもらえたのも

駅伝があったからだと思いました。


そして、NHKでアシスタントをしていたから
地元のテレビ局がたまたま「即戦力で使える」と採用してくれた~

運を掴む為に、スポーツでも文化活動でも
何か一つ、磨いておくことが大切なのかな?