第2次安倍改造内閣 | 元文京区議会議員 橋本直和 オフィシャルブログ

第2次安倍改造内閣

「アベノミクス」が始まってから2年が経とうとしています。
思えば東日本大震災から日本全体を包んだ暗い空気を払拭していったのは三本の矢からなるアベノミクスだったような気がします。
大胆な金融、機動的な財政、民間投資を喚起する成長戦略からなるアベノミクス経済政策は、1ドル100円台へ超円高を是正し、日経平均も1万円台を回復することに成功しました。
メディアも第1次安倍内閣のときとは打って変わり、アベノミクスを後押しするような好意的な報道を連日連夜流しました。
「病は気から」といった言葉と同じように、経済でも「景気は気から」と言われています。
バブル崩壊から日本は暗い時代を歩んで参りましたが、アベノミクスはそんな暗い世界の夜明けを示す一筋の光のように人々は感じたのだと思います。

そして今、アベノミクスは本当の意味で真価が問われています。
為替や日経平均はあくまで経済の先行指標であり、デフレの脱却を図るために本当に必要な景気動向がどこまで良くなっていくかが今後のカギとなります。
消費税を8%に引き上げてから前年を大きく割れる数字が未だ続いており、最近では「消費税増税は失敗だった」といった報道が多く見受けられように、また元の暗い世界へと引き戻されんばかりの様相を呈してきているのが実情でしょう。

これからの10年を決めるであろう、とても大事な時期に私たちは今立たされています。
本日発表されました第2次安倍内閣によって光は取り戻されるのか、もしくは完全に失われてしまうのか。
その動向に注目していきましょう。