安倍晋三新総裁が誕生 | 元文京区議会議員 橋本直和 オフィシャルブログ

安倍晋三新総裁が誕生

昨日、自民党総裁選挙にて、安倍晋三新総裁が誕生しました。
マスメディアは連日のように石破茂氏が有利と報道しており、自民党の新しい顔が安倍晋三氏になると考えられていた方は少なかったのではないでしょうか。

今回の総裁選が日本の歴史を大きく変えるものであったことに間違いないと私は思います。
5年前、第一次安倍内閣がテーマとして掲げた「戦後レジームからの脱却」。
自虐史観の是正を含めた愛国教育、第9条も含めた憲法改正、そして55年体制と呼ばれるアメリカが裏で実質的な主導権を握る政治体制を変えていくことを宣言しました。
しかし、その願いは叶わず、安倍総理の体調不調による退陣と共に、途絶してしまいました。
そして今、尖閣諸島、竹島問題を引き金に領土問題を加熱させてしまうなど、昨今の政治が悪化の一途を辿ったことが、皮肉なことに戦後レジームからの脱却を再び呼び覚まし、安倍晋三氏の再登板に繋がりました。
この安倍晋三氏の復活劇を演出した民主党、中国、韓国、そしてアメリカに対し、力強い日本の復活を今こそ示すべきです。
安倍晋三氏の政策を見るに可能であると私は思います。

日本の復活に向け、まず越えなくてはならないものは衆議院議員総選挙です。
前回は、聞こえの良いマニフェストなるものにマスメディアが加担し、世論は大きく流され、政権交代が実現してしまいました。
自民党が下野し民主党が政権を握ったこの3年間、日本が暗闇の中をさまよい続けた事実から、政治を舐めると痛い目にあうと世論は学んだと思います。
安倍晋三氏が総裁となった今、前回の強烈なバッシングから考えるに自民党をマスメディアが良く扱うとは到底考えられません。
テレビや新聞が言うことを鵜呑みにせず、ひとつの意見として参考にし、自ら考え判断することが大事です。

すべての候補者の思想と政策が一致するわけではありません。
憲法改正は反対でも自民党から出る人もいるでしょう。
原子力発電所の再開は絶対に反対でも自民党から出る人も居るでしょう。
しかし、それが政治家なのです。
平気でブレるし、嘘をつくものなのです。
悪く捕らえる方が多く、理解し難いでしょうが、そういう職業なのです。
政治家とは議会人であり、議会とは議論する場であり、議論とは異なった意見をぶつけ合うことにより良い意見を構築していくものであります。
つまり、ブレや嘘が生まれてしまうことは議会政治たる所為であり、日本を良くしたいという信念から起こることは多々あるのです。
ですから、日本を愛し、日本のために尽くすという候補者の信念こそを、有権者の方々は最も重視視すべきだと私は思います。
国民一人ひとりが自ら考えることをしっかりと踏まえ、それに付随し政治が動き出せば、初めて日本も成熟した国になる気がします。

頑張れ安倍総裁。自民党。