ipadとテレビの関係 | 元文京区議会議員 橋本直和 オフィシャルブログ

ipadとテレビの関係

最近、ipadが代表的であるタブレットPCを用いた打ち合わせをする方が増えてきました。
ノートPCとは異なった直感的な操作が可能なタブレットPCでは相手に画面を見せながら難なく紙芝居のように画像をスライドすることが出来ます。
今まで行われていた紙ベースでの説明も悪くはありませんが、タブレットPCを使った方法が私にはわかり易く感じられました。

これからの時代はipadのように直接触って操作が出来るタブレットPCが中心となっていくと思います。
なぜなら、今までパソコンを苦手だと思っていた方にもやさしいからです。
私はマウスとキーボードという操作の方法が非日常的で慣れづらく、どうもパソコンが好きになれませんでした。
しかし、画面を触って操作が出来ることが出来れば話は違います。
私と同じ理由でパソコンを敬遠していた人の多くはタブレットPCに対して抵抗なく入っていけると思います。
タブレットPCが新たなパソコン人口を獲得していき、インターネットを日常的に利用する人が更に増えていくとテレビがメディアの中心だった時代が終わりを迎えるでしょう。

最近、テレビの視聴率は下降の一途です。
その理由は明々白々です。
ニュースは見たい情報まで待たなければならない、バラエティは芸人が勝手に楽しんでいるだけ、ドラマは一般人には到底縁の無い世界観ばかり。
今まではそれでもまかり通っていたものが、インターネットの存在がその無駄加減と無意味さを人々に気付かせてしまいました。
知りたい情報を検索して瞬時に見ることが出来れば、ニュース番組を見る必要性が無くなります。
所詮は暇つぶしにしかならないバラエティ番組は様々なコンテンツを抱えるインターネットで十分間に合います。
テレビが一番多くの人に情報を発信し、流行を作っていたのはもはや過去のことです。

テレビ番組が決まっていて番組表通りに進んでいく、まるで鳥がエサを与えられて食べるエサを選べない現状から、何を見るかを多くのメニューの中から選んで、新しいニュースや昔の映画までなんでも何時でも見ることが出来る、エサも選べる時代がいずれ来るでしょう。
広告宣伝料金で巨大な利益を上げていたテレビも、インターネットに追い越されるのも時間の問題でしょう。
インターネットではどれだけの人が見ているか分からない、とテレビ業界の方々は反論すると思いますが、世の中の人はテレビの視聴率を本当に信じているのでしょうかと逆にお尋ねしたいところです。
むしろ視聴率なんて一般人には全く関係ないことであり、その数字を公共の電波で発信すること自体が一般感覚からずれている気がします。

今、テレビの一番のお客さんは間違いなく、テレビを観て商品を買ってくれている高齢者です。
しかし、現代の若者達のように、ネットを使った何時でもどこでもの生活方法が、ipadなどのタブレットPCによって実現できればテレビから移行する事は判っています。

テレビはライブでも見たくなる番組を今からでも作成しないと存在自体が無くなってしまうと、私は考えます。