オリンピック男子マラソン代表選考 | 元文京区議会議員 橋本直和 オフィシャルブログ

オリンピック男子マラソン代表選考

先日、最後のロンドン五輪代表選考レースとなる「びわ湖毎日マラソン」が行なわれました。

最後の選考レースとだけあって有力選手がしのぎを削る中、一般参加として出場した佐川急便所属の山本亮選手が2時間8分44秒で日本人トップの4位に入り五輪代表入りをほぼ確実としました。
僅かな差で9秒遅れの5位となった中本健太郎選手も有力な代表候補です。

4つ全ての選考会が終了し、12日に日本陸上競技連盟から正式に五輪代表選手が発表されます。
ロンドンオリンピックの選手枠は3つです。
前記の通り山本亮選手、そして東京マラソンで2位に入り、記録もトップの藤原新選手はほぼ間違いないでしょう。
となると残った1つの枠は一体誰なのか?と世間では注目が集まっています。

代表は誰が良いのかと議論が交わされていますが、私は選考の時期を今一度議論してみてはいかがなものかと思います。
現在の代表発表から本番まで半年も無いのは、あまりにも準備期間が短い気がします。
オリンピック本番に向けての練習や体調を整える事を考慮しても最低1年前に、しかも選考会は1つに限って時間とレース内容を総合して1発勝負にするべきだと私は思います。

山本亮選手はびわ湖毎日マラソンで急浮上するまで全く無名の存在であり、オリンピックを意識していたのは本人だけである状態でした。
オリンピック代表に選ばれた瞬間有名人になるわけですから、今までの佐川急便の業務は変更を余儀なくされますし、私生活も恐らく管理されるようになるでしょう。
急にとやかく言われる環境になることは、決して良い環境ではないと私は思います。
色々な事を経て段階的に勝てる環境を作らなくては、勝てる選手が育ちません。
高く飛び立つためには長い助走が必要なことを今一度確認して欲しいです。