2011年から2012年に向けて | 元文京区議会議員 橋本直和 オフィシャルブログ

2011年から2012年に向けて

3月11日の東日本大震災から10ヶ月あまりが経とうとしていますが、政府からは東北を再生させる画期的な対策がないままに寒い冬を迎えようとしています。

なぜ新しいことを考えないのか?なぜ新しいことに向かわないのか?
民主党は日本を動かす立場にありながら何を恐れているのでしょうか。
未知の問題と対峙するとき誰もが恐怖を感じます。
今回起こった東日本大震災はその最たるもので、被災した人もそうでない人もこれからどうなってしまうのかと不安に苛まれています。
だから、そんな不安を払拭するために「行政の仕事」をするのではなく「政治の仕事」をしなくてはならないのです。
また、時間があまりかけられない「行政の仕事」は強引に執行していかなくてはなりません。
政権交代から2年が経とうとしているのに、未だ選挙のためにだけ政治が動いています。
三権分立をいうものがありながら、票を多く持っている一部の人の声だけに偏った政治が続いています。
やはり民主党はダメです。

来年2012年も世界の混沌とした状況は続くでしょう。
金正日総書記なき北朝鮮の問題や、ギリシャの破綻から続く世界的な不景気、そして革命後の国の混乱。
また、コンピュウターを基軸にした暮らしの変化は、人間関係の築き方の変化をより加速させるでしょう。

今年亡くなったステイーブ・ジョブス氏は、コンピューターを使って子供の教育に変化をもたらそうとしていました。
ひとりの子供がipadなどで沢山の教科書を見たうえで、自分で判断してどの教科書が自身に一番合うかを選んだ上で勉強に励んでほしい。
自分で選んだ教科書は、勝手に選ばれた教科書とは異なり、選んだ自分に責任とその教科書に愛着を生み出す。
そんな教科書から責任と愛を学んだ子供が、一人ひとり将来や現在の意見を自由に発言出来るようになれば、いじめや虐待が減少し、子供の意見も社会に反映できる社会になると彼は言っていました。

日本は、他の国にない良いところが沢山あります。
真面目で几帳面で約束を守る。
そんな武士道の精神が今も息づいている国、日本。
今年の漢字が「絆」だった2011年でしたが、みんなで自分にできる些細なことを一生懸命に実現していく、全員が達成できる目標値に向かって進む社会の構築に私は来年全力を上げて取り組んで参ろうと思います。
2011年は本当にお世話になりました。
2012年も頑張ってまいりますので、要望などがありましたら遠慮なくお寄せください。
来年もどうかよろしくお願い致します。