「文の京」12時間リレーマラソン・3時間マラソン | 元文京区議会議員 橋本直和 オフィシャルブログ

「文の京」12時間リレーマラソン・3時間マラソン


文京区議会議員 橋本直和 オフィシャルブログ-12

文京スポーツセンターの周りを12時間走り続ける「文の京」12時間リレーマラソンが今年も無事開催できました。

雨の天気が予報される中、選手参加者1100人辞退したのはたった2組と、今大会で3回目になったためか参加者も要領を得てきています。

今年は近隣環境が筑波大学、放送大学が落成し、大型マンションも2つ完成するなど変化したため、コースを何回か練り直し、廻り方も時計と反対周りにしました。

また、3月11日の東日本大震災により、節電や防災の観点から電気も見直しが行われています。式典時アリーナに約1000人の選手が入ります。もしもの防災の観点から考えて避難場所だと想定すると、電気の容量、プライバシーの確保等を考えても、バレーボールが3面取れる、スポーツセンターでも避難場所として収容できる人数は500人が限界でしょう。
東京は大きな災害が来た時には、避難場所に逃げ込まないで自宅で頑張る以外には場所がありません。
この大会を通しても、災害時に対して気がつくことが沢山あります。

10月15日(土)午後6時から12時間リレーマラソン、その30分後に3時間マラソンがスタートしました。
深夜3時30分まで天候は崩れることなく進んだのですが、その後5時過ぎまでのあいだ天からバケツで水を撒いたかのような大雨が選手に降り注ぎました。
しかし、どの選手も棄権することなく、目の前に与えられた自然現象の雨に全力で戦っていました。
走っている選手たちの懸命な姿に、控えている選手も観客も我々元気が沸いてきました。

そんな天候の中、無事に12時間リレーは6時に終了。
優勝は中央大学理工陸上競技同好会と3連覇の快挙を達成しました。
走行距離はなんと176,4kmです。
そんな無敵を誇る中央大学理工陸上競技同好会ですが、メンバーの中心である選手が今年4年生のため多く卒業をして行きます。
ですが、社会に出てもまた遊びに着ますとの言葉をいただきました。
来年も楽しみにお待ちしています。
3時間マラソンは男子1位が熊谷茂さんで38,4km。
女子1位は山中由加さん31,2kmでした。
おめでとうございます。

何となく同じ空間で同じ時間を過ごす普段とは違い、今大会のように一晩中起きて仲間と交代で走ったり、3時間1人で走ったりなど非日常的なことをすると、人は鮮明な記憶として脳裏に焼きつきます。
とくに今年のような天気不順ですと、12時間リレーの選手たちの結束力や、普段使われなくなった根性、気力、思いやりが不思議と芽生えてきます。

また、大きな事故も怪我も無く大会を開催できた事を、ボランティアの皆様、スポンサーの皆様、実行委員の皆様に心から感謝申し上げます。
今回の経験に奢ることなく反省を重ね、来年がもっと安全で充実した大会になりますよう、気を引き締めて邁進いたします。

なお今回は東日本大震災により大打撃を受けた、石巻復興わかめサポーターの養殖業者の漁師さんに、参加選手が1周するごとに10円の寄付を大会本部から支援する事にしていました。
結果11万3840円を、更に文京学院大学さんからマッサージを受けた選手からの寄付2万7631円を頂き、合わせて14万7471円を寄付させていただきました。