『国内原発から半径250kmのエリアMap』を作成してみた。

福島第一原子力発電所の事故からの、放射性物質の土壌沈着を文科省の航空機モニタリングで見ると、1万Bq/㎡以上の汚染は、250km圏内にとどまったようだ

そこで、他の原発で同様の事故が起こった場合の被害エリアをイメージする資料がないかと探してみたが、簡単には見つからなかったので自分で作成してみた。
相当大雑把なMap(※1)であることをご理解いただきたい。



驚くことに、日本の各地方(北海道、東北、関東、中部、近畿、中国、四国、九州)に建設された原発から250kmエリアは、沖縄を除いた日本列島を完全に覆ってしまう。

すなわちどこに居住していても、原子力災害(放射能汚染)のリスクとは無関係ではいられないということが理解できる。

原発推進は、国土との引き換えということになるようだ。

しかし、このリスクは国民の生活水準を保つ上で、これまでは必要不可欠ということになっていた。
この部分は今後国民一人一人が考えていかなくてはならない、大きな課題であろう。

私自身は、国民の「命」「健康」「安全」を犠牲にする政策は、明確に反対である。
この部分は誰が何と言おうともゆずれない。



(※1)実際には、偏西風の影響で中心よりも東側により多くの放射性物質がより遠くまで飛散するであろう。正確な予測には「放出量」「季節」「地形」「気象条件」などを含めたSPEEDI等でのシュミレーションが必要だと考える※

(参考資料1:文部科学省HP「文部科学省がこれまでに測定してきた範囲(改訂版)及び岩手県、静岡県長野県、山梨県、岐阜県、及び富山県内の地表面への
セシウム134、137の沈着量の合計(参考2)」http://radioactivity.mext.go.jp/ja/contents/5000/4899/24/1910_111112.pdf
(参考資料2:日本原子力産業協会
http://www.jaif.or.jp/ja/nuclear_world/data/image/jp_npp-location.jpg