こちらが思っていたより大事となってしまった、板橋区立東板橋公園
「区立東板橋公園において高い放射線が測定されたことについて」
http://www.city.itabashi.tokyo.jp/c_oshirase/041/041807.html

年末に私たちが東板橋公園で放射線量測定を行った結果をhttp://ameblo.jp/hashimoto-kumi/entry-11122389610.html1月6日(金)に板橋区役所へ情報提供をさせていただきました。

参考までに、公園の高線量地点において、こちらの測定器「Polimaster社製 PM1703MO-1B」で計測したγ線スペクトラムをUPしておきます。

通常セシウム(グラフ上の赤線部分)が山型の波形となるのですが、この地点では高線量にも関わらず、ほとんどセシウムが見られませんでした。

自然放射線と重なるγ線エネルギーを持つ放射性物質であろうと推測されます。
というと・・・・何でしょうか?

板橋区は週明けに国の専門機関を呼ぶということですので、その結果を待つしかありません。

「東板橋公園」 高線量地点でのγ線スペクトラム(バックグラウンド遮蔽なし)


今回、地上5㎝で0.6μ㏜を検出した場所は、もしかしたらミニホットスポットの可能性があるため板橋区へ再測定を依頼しました。

しかし豊島区と違い担当課の反応は鈍く「区の方針はあくまでも地上1m0.23μ㏜で検討する」と一点張り。

役所との間に入ってもらった板橋区議の五十嵐やすこ議員と橋本祐幸議員に「子どもが危ないのであれば再測定をやるべきだ」と押していただき、その日の夕方に再測定をしてもらったというわけです。

すると、役所の課長さんたちが思っていた以上に高線量が検出されてしまったということで、すぐに私たちにも連絡をいただきました。

ちょうどその時私は豊島区の放射能汚染の担当課長へ豊島区立大塚台公園の測定結果の情報提供をしていたところであり、その一報を受けて豊島区も気を引き締めることになりました。
当たり前のことですが「住民の声は大事に聞くべきである」ということです。
こちらも良い勉強になりました。

それにしても、自治体によって住民課題の取り組みにこれだけの差があるとは驚きました。
議員は普通よその区なんかと協議なぞしないわけだから知らなくて当然なのですが、この分だと自治体間連携というのはとても難しそうです。

ちなみに板橋区の「放射性物質測定結果報告書平成23年8月」http://www.city.itabashi.tokyo.jp/c_kurashi/037/attached/attach_37260_1.pdf東板橋公園の大気中の放射線測定結果では、地上1mで0.23μ㏜を超えた場所が見つかっております。
この時点でなんだか怪しいと思うのですが、あまり重要視されなかったようですね。

この表No.3は野球場のグラウンド↓何でここだけ?
 
 
今回見つけた高線量地点は野球場脇の通路↓

↑この地点で区職員による再測定結果(除染作業前)
地上1メートル: 0.23μ㏜/h
地上50センチメートル: 0.34μ㏜/h
地上1センチメートル: 0.95μ㏜/h
区役所が再測定に行った1月6日の時点でも、私たちが計測した数値の地上5㎝0.6μ㏜/hより高く出た模様。
いったい何がこの場所にあるのだろうか・・・