2011年12月18日(日)に公園のミニホットスポット探しをやってみようということで、Smile For Children代表永嶋さん達と一緒に、とりあえずうちの近所の「区立上池袋東公園」でやってみることにしてみました。
前頁でもお知らせしたように、目星をつけていた場所から0.23μSv/h以上の数値を見つけてしまったわけです。
このぐらいだったらこれからもバンバン見つかり、無数にあると思われます。

行政に全て探索させるのはまず無理だと判断し、そこに住んでいる住民で関心の高い者が「放射線測定チーム」を組めば効率が良いのではと私は考えました。
そして、これからの「ミニホットスポット」探しには住民と自治体のコラボで、

・住民による測定とmap作成チーム
・自治体による除染チーム

この2つのチームで「ミニホットスポット」の測定検出と除染を協働して作業をする、という提案を豊島区役所にも話をしております。

そこで自治体への情報提供として、ただ数値を報告するだけではなく、測定した場所を全て報告できるようなフォーマットを考え、「公園のミニホットスポットmap」を作成してみました。

「区立上池袋東公園ミニホットスポット測定map」
(現地で公園の地図を写真に撮り、PCでテキストを挿入しました)


●→地上1mと地上5㎝の差が0.1μSv/h以上
●→地上1mと地上5㎝の差が0.03μSv/h以上0.1μSv/h未満
●→地上1mと地上5㎝の差が0.03μSv/h未満

地上1mと地上5㎝の線量の差が大きいということは、局所的に高濃度な汚染部が存在しているということがわかります。
そうなれば、外部被曝の可能性よりも内部被曝のリスクが高まります。
汚染土壌に子ども達が立ち入り、むきだしとなった放射性物質に子ども達が触れて、それを口や鼻から身体に取り込んでしまう危険性が高いという事です。
さらにその汚染土壌が、乾燥して風に舞って空気中に塵となってしまえば、誰でも容易に放射性物質を肺に取りこんでしまうということになります。

このmap作成の目的は、このような内部被曝の危険性のある場所を示して、住民への注意喚起と自衛をするための物として活用してもらいたいと思っております。

今後は豊島区だけではなく、地続きである文京区や板橋区のママ達とも連携して放射線測定会を小規模ながら実施していき、各自治体と協働していきたいと考えております。

※参考文献 
2011.11.8 新田伸也(筑波技術大学)大嶋晃敏(国立天文台)『ミニホットスポット簡易検出法と対処法』
http://tsukuba-invest.sakura.ne.jp/detection-method-work.pdf#search='