研究論文などを書いている人間にはたくさんのデータが必要となってきます。


自分ひとりで数千人規模のアンケート調査をやったりするとえらくお金と時間と手間がかかります。

そういうデータは国が持っていることが多いので、政府によって公開されているデータを扱います。

しかし、行政機関によってデータの落とし方が異なっており、PDFでしか公開してないもの、Excelデータで比較的加工が容易なもの、容易でないものなど様々。


それでデータを頂く側としては、できれば統一してほしいと常々思っておりました。


私は教育研究をやっているので、主に子供たちのデータを見ているのですが、文科省と国立教育政策研究所などのデータの公開方法も異なっています。


政府機関なのでデータの公開方法は統一してほしいと思っております。


せめて都道府県ごとに変なスペース入れたり、5件ずつ等あたかも肉眼で数えやすいようなスペースを入れたりするのだけは止めてください。


あとTwitterでも訴えましたが、調査研究の仕分けする時は、その前になぜこのような調査研究が必要だった理由をもう一度考えてほしいです。

一度ブランクが空いてしまうと、せっかく集めたデータが無駄になってしまいます。


特にコホート研究(大勢の人を長期にわたって追跡調査する大規模調査)などを一旦止めてしまうと、取り返しがつかないです。本当にもったいないです。


お金がかかりますが、因果関係が明らかになることが重要で、それがわかると将来の予測や課題がみえてくるわけです。

そうすればエビデンスを基にした政策立案ができます。


そのためにはまずそこに予算をかける必要があるのではないでしょうか。


日本の将来のためにも、地道な情報収集にもう少し予算を投入してほしいと考えます。