アイロンテールのビートル。空冷のあのバタバタという排気音が大好きだった。
面白かったのは、ウインドーウオッシャー液がスペアータイヤの空気圧を利用して噴出していること。
極端な話、頻繁に使用すればスペアータイヤの空気圧が減ってしまうし、液の出も悪くなる。
だから、たまにスタンドでスペアタイヤに空気をいれてやる必要があるのだ。まったく手の掛かるやつだった。
ある日、車に乗ったらやけにガソリン臭い。何だこのにおいは? しばらく気づかずにドライブ・・・
しかしあまりにも臭いのでエンジンルームを覗いたら(エンジンは後ろにある)なんとキャブにつながっているゴムホースが劣化してそこからピューピューとガソリンが吹き出していたのだ!
あわててスタンドに直行。その辺にあったホースをくっつける緊急手術。火を吹かなかったのが不思議である。
ウインドー開閉はもちろん手動、エアコンが無いので頻繁に使用したためか、突然「ボキ!」と異音を発しハンドルがもげてしまった。その日はたまたま高速道路を利用していたので、料金所ではあの三角窓(空気取り入れ用)から腕を出して支払うことに。
料金所のおじさんの不思議そうな顔に苦笑するしかなかった。
とても手の掛かる困ったチャンだったが、今もう一度乗りたい車といえば、やっぱビートルかなー。
でもホント維持するのが大変なんだよね、古い車は。
