先日、夫に子供を4時間程託して、出産後はじめてのお料理教室に行ってきました。
具を乗せたら、肉を巻物の様に巻き、巻き終わったら両端を爪楊枝で留めます。
鍋に油を敷き、まずは強火で肉に焼き色を付けます。
焼き色が付いたら、お湯を注ぎ、ローリエ・胡椒粒を入れ、蓋をして1時間20分位煮込みます。
(実は出産前に行ったお料理教室が1回あるのですがまだブログに書いてないので、それはいつか書きたいと思います。いつかね・・・笑)
この日のお料理は、「Rinderrouladen(リンダールーラーデン)」と云う、「リンダー」=牛肉、「ルーラーデン」=巻いた料理と云う意味の「牛肉巻き」です。
簡単に言うと、玉ねぎ・ピクルス・ベーコンを薄切り牛肉で巻いた煮込み料理です。
「家庭料理」「牛肉と野菜」「煮込み料理」の共通項で、日本の「肉じゃが」的な位置にある食べ物だろうと何となく思ったのですが、リンダールーラーデンはもうちょっと特別感のある食べ物らしい。。。失礼(汗)!
旦那さんがドイツ人のお友達は、旦那さんがこのお料理が好きで、旦那さんのご実家でよく食べると言ってました。
そして、お料理を教えて下さった方は「レストランで見た事は過去に1回あるかないか位しかない。多分、シュニッツェルの様に簡単に出来ないから、レストランではあまり作らないのだと思う。」とおっしゃってました。
ナルホド。
私は、リンダールーラーデンは今回のお料理教室で初めて作り、そして食べましたが、「リンダールーラーデン」の単語は実は以前から知っていました。
なぜならば、スーパーのお肉売り場に「リンダールーラーデン」と名前そのまま書いてある牛肉がいつも売っていて、「牛肉のどこかの部位かな?どうやって使うのかな?」と気になっていたからです。
(因みに、リンダールーラーデン用のお肉は牛モモ肉だそうです。)
「リンダールーラーデン」用のお肉はリンダールーラーデンにしか基本使わないらしく、お肉屋さんでも「リンダールーラーデン用のお肉を下さい。」と言えば通じます。
日本で云うと「すき焼き用のお肉」などと同じ表現でしょうかね。
この様に、スーパーでパックになって売られているリンダールーラーデン用のお肉
↓
さて、このお肉、日本の薄切り肉とは違い、かなり1枚が大きいんです!
程度の差はあれど、1枚大体タテ×ヨコが10cm×25cm位もあるのですよ(驚)。
厚みも、日本の薄切り肉よりかなり厚く、5mm位はあります。
以下、簡単ですが作り方のおさらい
↓
お肉をまな板に広げて置いたら、まずは手の平でしごく様に肉を伸ばします。
次に、その肉の表面にマスタードを全体に塗って塩胡椒したら、上に具を均等に乗せていきます。
具は細めに切ったピクルス・ベーコン・玉ねぎです。
牛肉の具にベーコン(豚)のダブル肉使い!!笑
味に深みが出るのだと思いますが、素直な感想として面白いなと思いました。
煮込んだ後は、肉を取り出し、煮込んだ汁を濾して塩胡椒で味を整え、少し片栗粉でトロミを付けてソースにします。
このソースはホントに牛肉から出た出汁に塩胡椒しただけですが、味わい深くて美味しいです。
お肉とソースは別々のお皿に盛り、食べる時にソースを掛けて頂きます。
出来上がり
レッスン時には付け合わせがゴハンになりましたが、ドイツ料理なので、勿論蒸したジャガイモなんかもよいそうです。
牛肉はじっくり煮込んでホロホロ、マスタードとピクルスが良いアクセントになって美味しかったです。
お料理を教えて下さった方にも夫にも色々配慮頂いて行く事が出来た久々のお料理教室、よい気分転換になり楽しかったです。感謝。