2025年下半期の備忘録は、もうちょっと続きます。
9月半ば、台風15号のせいで起きた停電も復旧して個人的には平穏な生活を取り戻した日曜日ことです。
はるばる清水から姉が救援物資を持って訪ねてきました。
それは家庭用の充電器とソーラーパネルでした。パワフルで電化製品を動かすことができるらしい。私が住む吉田町が台風15号で被害が大きく停電したと聞いて、テレビショッピングで衝動買いしてしまったようです。ついでにおそらく家で余った掃除機もありました。こういった行動を取ってしまうところはさすがに姉弟だと思います。共通の遺伝子を持っていることを感じます。
めったにない災害が起きた後に対策をとってもなあとか、場所をくうなあとか、使わない気がするなあとか、普段なら人には言えないネガティブなセリフでも、姉には言えるのは不思議でした。
それでも気持ちはありがたかったので、受け取って、私の家に置いておくことになりました。姉の家に災害があったら、これもって駆けつけるね。
姉の目論見は、私に救援物資を届けることだけでなく、静波海岸の近くにある「夏屋利休」という、かき氷で有名なお店に行くことでした。何かをするにあたっては、必ずついでの用を作って、効率よくことを運んで一石二鳥を図るところも、私とそっくり。
姉のお目当てのお店 夏屋利休はこのすぐ近くにあります
近所にあるお店なのに全然知りませんでしたが、絶品のかき氷を作ることで有名らしい。姉はテレビ静岡の人気番組「くさデカ」で「夏屋利休」が紹介されているのを観てかき氷を食べたくなり、充電器を持って私の家にくることに決めたのだ。
流れで、救援物資のお礼として、いつしか夏屋利休での食事代は私のおごりになりました。この歳になると姉弟って気を使わなくっていいものです。
夏屋利休ではかき氷の他にも焼きそばとお好み焼きを出していました。味についてはネット上で「唯一無二」とか最上級の賛辞が並んでいます。
姉のペースで行動していましたが、私もだんだん調子に乗ってきて、姉とキーマカレー焼きそばと山芋のお好み焼きを注文しました。かき氷が目当ての姉は悩んだ末に「マキノハニーみるくヨーグルト」を頼んでニコニコしていました。
この歳になると、二人ともそんなに食べられないので、おごっても安上がりです。
以下は正直な感想です。みんな美味しくて、もうびっくり。唯一無二のハイレベルな味というのは大げさな表現ではありませんでした。一皿一皿、とっても手をかけていて、ほっぺたが落ちそうとはこのことで、なんというか、ここまでこだわった料理を作ってもらえると、自分が身分の高い貴族かなんかになったみたい。
焼きそば トッピングが選べます
山芋入りのお好み焼き きくらげトッピング
店主が腕によりをかけて作っているので、出来上がって出てくるまでには時間がかかります。でも待つ価値は十分にありました。
こうして写真を見ながら記事を書いていると、思い出してしまうなあ。もういっぺん行かないといけないなあ。かき氷で有名だけど冬でもやっているのかあなあ。
姉はマキノハニーヨーグルトを大事に大事に、それはそれは美味しそうに食べて幸せそうでした。私も一口頂きましたが、かき氷の常識を覆すような絶品でした。これは人に食べさせたくなるものです。必ず感謝されるから。家で食べたら確実に器までぺろぺろなめてるレベルです。
ほんと冬でも食いたいわ。食べたことがないクォリティーです。
お近くの方でも意外に行ってない方もいるのでは。ぜひ行ってみてください。ちょっとお時間がかかるので、誰かと一緒に時間にゆとりがあるときがベストです。





