遂に、最終回です。
第26話『歌恩』
脚本：大石真司 監督：坂本太郎
オープニング、ナレーションはいつもと同じだけど・・・歌なしだー！黒のバックに浮かぶ番組ロゴ、で本編へ。公式のコメントで30分以上の素材をどう編集で枠内に収めるか・・・みたいな話があったけど、こうきたか。でもこの始まりが最終回らしさを強調していて、いよいよ終わりか・・・と感慨深くなる。
眠るカノンを見守るブチンコとタマッコ。一方、縁側にいるタイヘイの元にはカザハナが。
ゴンベエの側で、ゴンベエが体内に封印したイパダダが動き出さないか、寝ずの番をしているオンバケ戦士達。特に過去にイパダダを封印しようとして失敗したサワモリはイパダダに異変がないのが気になっている。
森の中では前回散らばったイパダダの破片（魂式）が集まっていた。
ブジンサマの元へ来たイケチヨとショウタ。ブジンサマに、まったくいけずだねえ、と強気な発言のイケチヨに、「すまなかったと思っている」と前回から打って変わってしおらしいブジンサマ、そういう力関係なのか？（笑）「しかしあの娘はなぜ、あれほどまでに我のことを？」と聞くブジンサマにイケチヨは、カノンが「いのりうた」のことで傷つき、ここまで立ち直ったことを伝える。
ここで提供クレジットでCM。クレジットのバックではいつも本編でカットされたシーンが使われていますが今回はゴンベエがイパダダを封印したことを伝えるタイヘイと、それを聞き喜ぶカノンの1シーン。普段はここは時間軸がそんなに繋がってないことも多いですが、今回は元々本編にあったシーンを削ってここに置いたように見える。提供クレジット枠も有効活用して、無理のない範囲でできるだけ全体の尺を縮めようとする苦労が伺えます（笑）
ばろくとあかりの結婚披露宴。緊張気味のばろくと嬉しそうなあかり。カノンと、タイヘイも同席・・・ってカノンの隣にいるのは・・・
オダジョー（オダギリジョー）じゃないか・・・（ポカーン・・・）
一部では散々話題になってますが、すごい・・・！！！！ポジション的に、1話からずっと間接的に登場しているものの姿を現していなかったカノンの兄ですね。ずっとカノンの上京を支えてあげていた優しくも口が軽い兄（あんちゃん）がオダジョーだったとは・・・最後に心憎いサプライズです。そして宴席には井上社長の姿も・・・なんだか楽しげでスペシャルなムードで良いですね。楽屋オチと言われればそれまでですが、こんな遊び心があってもいいんじゃないかと。
あかりがカノンの元に挨拶に来る。ばろくとの約束通り、カノンはお祝いに「いのりうた」を歌う予定。タイヘイは途中で出てきて、カノンの歌を見届けるためにブチンコを残し、タマッコを連れてバイクでブジンサマの元へ急ぐ。
ばろくから紹介を受け、カノンが歌うという流れ・・・だめだ、隣のオダジョーが気になりすぎる（笑）。そのオダジョー、長髪に髭をたくわえた最近おなじみの感じで、最初から『カノン』に出ていたようなすごく自然な佇まい（笑）。客席にはイベントなどでもファンの前に登場した『カノン』制作スタッフが何人か潜んでいるらしいですが、このシーンでは濃い演技の製作総指揮・角川書店の井上伸一郎社長（笑）と、9話&22話脚本の関口美由紀さん（多分）が確認できる。ばろくがカノンの紹介をしている間に、通信機能を持つブチンコはイケチヨの時のように、カノンの胸の谷間に入る。さりげないお色気シーン（笑）。
タイヘイは河原にバイクを止め、タマッコを持ちブジンサマの岩を目指して走る。
カノンのスピーチ。小さい頃に母を亡くしたけどばあちゃんや皆さんのおかげで頑張って来れた、東京に行く時は父とけんかもしたが今はあの時の父の言葉（15話）の意味も分かる、と話し、ばろくの方に向き「父ちゃん、ごめんなさい。それと、ありがとう」なんだべ急に、と思わずほろりときそうなばろく。歌でみんなが幸せになってくれたらと思って作詞をしています、皆さんのために歌わせてもらえたら、とここで宴席から拍手が。
いよいよカノンが作詞した新しい「いのりうた」が歌われる頃、タイヘイがイケチヨとショウタのいるブジンサマの岩の前に到着！ブチンコと通信機能でトランシーバーのような役割を果たすタマッコを掲げて、「ブジンサマ！これ聴いてけろ！」とカノンの声を聴かせる。
君の声は私の声と違うけれど重ねて 空に歌えば
雨のあとのお日様 七色橋かかる
曇る日もあるけれど 祈り集めて
明日の空に見える絆
深く強くまぶしいね
君のためにおくられた歌
優しく生きて、の思いあふれて
寒風吹き荒れれば 花びらも舞い散る
だけど寄り添う人が来ると信じて
明日の空に声響かせ みんな一緒に歌おうよ
宴席に大峯靖弘監督、笑顔すぎる井上社長、脚本家の関口さん、鈴村展弘監督を確認。鈴村監督の席はオダジョーの隣（笑)！『クウガ』の打ち上げの再現なのだろうか（笑）。
ブジンサマの元にも響くカノンの「いのりうた」。大地が揺れ、ついにブジンサマが動き始める。
カノンの歌に拍手が起こる。箸をドラムみたいに叩いてノリノリの井上社長（笑）。良かった、この番組に10億かかったことを怒ってなくて（笑）。席に戻ったカノンにオダジョーが満面の笑みで、「お前らしい歌になったな」
オダジョーに全部持ってかれたー！！ああこの友情出演うれしすぎる！！
ついに目覚めるブジンサマ！オリジナル版では顔のところで両手をクロスさせると顔が“怒り顔”に変わりますが、“怒り”ではなく“祈り”で争いを鎮めることがコンセプトの『大魔神カノン』では、クロスさせることで岩がかつてのブジンサマの顔に戻る、という演出になりました。いずれにしてもちゃんとオリジナルのお約束を踏まえているところがさすが特撮ファン。いよいよブジンサマが立ち上がりました。
ゴンベエを見張るサワモリとカエンジの前にイパダダの魂式が現れる。応戦するも、素早い動きでゴンベエの腹に貼られた封印をはがしてしまう魂式、ゴンベエから出てきたイパダダ、「私は新しくなる」と真の大イパダダの姿になる。
揺れる宴会場、ついでもらった酒をこぼす井上社長、いちいち濃い演技がいい（笑）。皆びっくりして外に出ると、ブジンサマが「いのりうた」を歌いながら向かってくる。「岬家の歌姫、カノン。昨日はすまなかった。お前の歌聞かせてもらった、タイヘイが我にお前の歌を届けてくれた」そこに、イケチヨを乗せたタイヘイのバイクが到着する。「いい歌だった。おかげで我はまた歌いたくなった、ありがとうカノン」喜ぶ一同の元にカザハナがやって来て、イパダダが封印を破ったことを知らせる。「我に任せろ」というブジンサマに、私も行きます、ブジンサマのお役に立ちたい、とカノン。では一緒に歌ってくれ、と手を差し出すブジンサマ。
カノンを肩にのせ、ついに番組タイトル通り、“大魔神カノン”状態が完成！感動的な2ショットです。「聞こえますか私の声が あなたに届けと祈る歌声」歌いながら大イパダダの方へ向かう2人。歌詞の3番？ブジンサマはまだ聴いたことないはずだけど、肩に乗せることでカノンの脳内と通じ合えるとか、何らかのオンバケならではの超能力があるとか脳内補完しながら鑑賞して下さい（笑）。
騒ぐ宴席にばろくが戻ってくる。一連の騒ぎを見て、カノンが歌姫だって！と言うおじさん達に、そったらええもんじゃねえって、と笑いながらオダジョーの隣に座るばろく。動じず山菜っぽいものを食べている肝のすわったオダジョーにばろくが「フーガ、髪切れっておめえ！！ 」とその長髪をはたく（笑）。
“フーガ”きたー！！またオダジョーに全部持ってかれたー！
父ばろく、娘カノンで兄がクウガ、じゃないフーガ！！（高寺Pのツイッター上での発言に基づく表記だけど、前者二人のもじりを考えるとフウガなんじゃないのかな？だとしたらもっと出来すぎててすげえ）。思わず「フウガ？フウガか！！」と五代雄介っぽく言ってみたい気分です（笑）。
仮面ライダー クウガ Vol.1 [DVD]/特撮(映像)
￥6,090
この機会にフーガ兄さんの活躍を併せてどうぞ。
大イパダダを見つけてカノンを地上に降ろすブジンサマ。「この歌はイパダダの心にもきっと響くだろう。我と共に歌い続けてくれ」
大イパダダとブジンサマの戦いが始まる。大イパダダは狂喜と嘆き、悲鳴が入り混じった恐ろしい雄叫びを上げている。カノンの乗っている橋が大イパダダに破壊されるところを、間一髪タイヘイが救出。集まったオンバケ達に、一緒に歌って下さい、とカノン。みんな初めて聴くはずだがちゃんと歌えるオンバケ達、何らかのオンバケならではの超能力が（以下略）。「はわわわわ」とオンバケ達に合わせて歌うブチンコとタマッコ（この子達もオンバケだけど）が可愛い。それにしてもキリノハ、高飛車キャラで登場した割には最後まで全く見せ場がなかったなあ。演じる松本さゆきさんのスケジュールと上手く合わなかったみたいだけど、ちょっともったいなかったですね。
大イパダダを抱え込み「イパダダよ、この歌を聴いてくれ。案ずるな、我を信じろ」大イパダダ「私は誰も信じない！」ブジンサマは大イパダダを抱えたまま、また岩の姿に戻っていく。ああするよりないじゃろう、とハッコク。
心配するカノンに「心配するな。我はこれからイパダダと話すために眠りにつくのだ」こんなことになるなんてごめんなさい、と言うカノンに、謝ることはない、お前の歌を一緒に歌えて本当に嬉しかった、しばらくはイパダダとの向き合いに力を使うことになりそうだが我はここにいる、またお前の歌を聞かせてくれ、と言い残して岩の姿に戻るブジンサマ。
岩の中、もしくはブジンサマの体内。「我の名前はおおまひと、お前の名前は？」ブジンサマの顔と向き合うイパダダの正体である冴木賢人、不敵な笑みを浮かべたまま黙っている。「まあいい、時間はいくらでもある、じっくりと話そう」
翌日。橋の上からブジンサマの岩を見るカノンとタイヘイ。昨日のことが嘘みたいに静かですね、とカノン。私がおばあちゃんになる頃にはまたブジンサマと会えますかね？と笑う。
「あの・・・タイヘイさん？」「ん？」タイヘイの方を向き話を切り出すカノン。
「私この後・・東京に帰るんですけど・・・」「・・おお・・」ついにこの時が来た、という感じで、タイヘイはカノンから目をそらしている。
「「だいちゃん」に行ったら、また、タイヘイさんに会えますか？」
「カノンちゃん、俺はオンバケだから・・・」この時点で目に涙を浮かべるカノン（涙）。
「オンバケは人助けがお役目だ。だから前のカノンちゃんみたいに、悩んだり困ったりしてる人がいれば、その人んところに行かなければいけねえんだ。」これが最後の別れになることを悟って涙をこぼすカノン。
「私だって、また悩んだり、困ったりすると思うんだけど・・・」涙ながらに言葉を搾り出すカノンに、「そん時はまた俺の出番かもな！」、とカノンの方を向き指を鳴らして“承知の助！”の仕草をして明るく振る舞うタイヘイ。またこっちに来たら会ってもらえますか？と言うカノンに、当たり前だ、ブジンサマだってよ、カノンちゃんの声、聴きてえだろうしな、とブジンサマの岩を見る2人。
エンドロール、ブジンサマの眠る岩のふもとで、カノン（歌&キーボード）とサキ（歌&ギター）がオリジナルの「いのりうた」を演奏中。エンドロールにはもちろんオダジョーの名前も入っていますが、キャストの最後にさりげなく入っているのがいかにも彼らしい。
「いのりうた」完奏と共にエンドロール終了、演奏を終えたカノンの笑顔を遠くから見ているタイヘイ、イケチヨ、オタキさん、ジュウゾウ、ショウタ、トモスケ、サワモリ、ハシタカ。そういえば他のオンバケ達はカノンと直接の関わりがなかったんだな。
イケチヨ「この歌を聴いた人間様たちががんばって、イパダダが出ないようにしてくれたらいいんだけどねえ」
タイヘイ「んだなあ、そんで俺達の仲間をよ、もっといっぱい生んでくれるようになっといいべな」
カノンのサキの元にいるのはおじさん、若松、バイト仲間かクラスメート2人と、くらら、そして丸山つばさチーフ！！
「はわ、はわわんこ」ブチンコの声にカノンがはっと振り返ると、そこには誰もいない。「 （ブジンサマ、聞こえてますか？みんなの歌が）」するとブジンサマの心の声が聞こえてくる。「（ありがとう、カノン）」。岩を見つめるカノンの笑顔と共に音楽が壮大になり、「完」の文字。
提供クレジットのバックではみんながカノンから豚汁的なものを受け取っている。最後もカノンのカットで終了。
ということで全体の感想・・・と行きたい所ですが、最終回だけに、ここまででも相当長くなってしまってるので後編に分けます（笑）。こんなに文字数が多いとアメブロから「使い方が違います」と苦情が来そうだ（笑）。
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第26話『歌恩』
脚本：大石真司 監督：坂本太郎
オープニング、ナレーションはいつもと同じだけど・・・歌なしだー！黒のバックに浮かぶ番組ロゴ、で本編へ。公式のコメントで30分以上の素材をどう編集で枠内に収めるか・・・みたいな話があったけど、こうきたか。でもこの始まりが最終回らしさを強調していて、いよいよ終わりか・・・と感慨深くなる。
眠るカノンを見守るブチンコとタマッコ。一方、縁側にいるタイヘイの元にはカザハナが。
ゴンベエの側で、ゴンベエが体内に封印したイパダダが動き出さないか、寝ずの番をしているオンバケ戦士達。特に過去にイパダダを封印しようとして失敗したサワモリはイパダダに異変がないのが気になっている。
森の中では前回散らばったイパダダの破片（魂式）が集まっていた。
ブジンサマの元へ来たイケチヨとショウタ。ブジンサマに、まったくいけずだねえ、と強気な発言のイケチヨに、「すまなかったと思っている」と前回から打って変わってしおらしいブジンサマ、そういう力関係なのか？（笑）「しかしあの娘はなぜ、あれほどまでに我のことを？」と聞くブジンサマにイケチヨは、カノンが「いのりうた」のことで傷つき、ここまで立ち直ったことを伝える。
ここで提供クレジットでCM。クレジットのバックではいつも本編でカットされたシーンが使われていますが今回はゴンベエがイパダダを封印したことを伝えるタイヘイと、それを聞き喜ぶカノンの1シーン。普段はここは時間軸がそんなに繋がってないことも多いですが、今回は元々本編にあったシーンを削ってここに置いたように見える。提供クレジット枠も有効活用して、無理のない範囲でできるだけ全体の尺を縮めようとする苦労が伺えます（笑）
ばろくとあかりの結婚披露宴。緊張気味のばろくと嬉しそうなあかり。カノンと、タイヘイも同席・・・ってカノンの隣にいるのは・・・
オダジョー（オダギリジョー）じゃないか・・・（ポカーン・・・）
一部では散々話題になってますが、すごい・・・！！！！ポジション的に、1話からずっと間接的に登場しているものの姿を現していなかったカノンの兄ですね。ずっとカノンの上京を支えてあげていた優しくも口が軽い兄（あんちゃん）がオダジョーだったとは・・・最後に心憎いサプライズです。そして宴席には井上社長の姿も・・・なんだか楽しげでスペシャルなムードで良いですね。楽屋オチと言われればそれまでですが、こんな遊び心があってもいいんじゃないかと。
あかりがカノンの元に挨拶に来る。ばろくとの約束通り、カノンはお祝いに「いのりうた」を歌う予定。タイヘイは途中で出てきて、カノンの歌を見届けるためにブチンコを残し、タマッコを連れてバイクでブジンサマの元へ急ぐ。
ばろくから紹介を受け、カノンが歌うという流れ・・・だめだ、隣のオダジョーが気になりすぎる（笑）。そのオダジョー、長髪に髭をたくわえた最近おなじみの感じで、最初から『カノン』に出ていたようなすごく自然な佇まい（笑）。客席にはイベントなどでもファンの前に登場した『カノン』制作スタッフが何人か潜んでいるらしいですが、このシーンでは濃い演技の製作総指揮・角川書店の井上伸一郎社長（笑）と、9話&22話脚本の関口美由紀さん（多分）が確認できる。ばろくがカノンの紹介をしている間に、通信機能を持つブチンコはイケチヨの時のように、カノンの胸の谷間に入る。さりげないお色気シーン（笑）。
タイヘイは河原にバイクを止め、タマッコを持ちブジンサマの岩を目指して走る。
カノンのスピーチ。小さい頃に母を亡くしたけどばあちゃんや皆さんのおかげで頑張って来れた、東京に行く時は父とけんかもしたが今はあの時の父の言葉（15話）の意味も分かる、と話し、ばろくの方に向き「父ちゃん、ごめんなさい。それと、ありがとう」なんだべ急に、と思わずほろりときそうなばろく。歌でみんなが幸せになってくれたらと思って作詞をしています、皆さんのために歌わせてもらえたら、とここで宴席から拍手が。
いよいよカノンが作詞した新しい「いのりうた」が歌われる頃、タイヘイがイケチヨとショウタのいるブジンサマの岩の前に到着！ブチンコと通信機能でトランシーバーのような役割を果たすタマッコを掲げて、「ブジンサマ！これ聴いてけろ！」とカノンの声を聴かせる。
君の声は私の声と違うけれど重ねて 空に歌えば
雨のあとのお日様 七色橋かかる
曇る日もあるけれど 祈り集めて
明日の空に見える絆
深く強くまぶしいね
君のためにおくられた歌
優しく生きて、の思いあふれて
寒風吹き荒れれば 花びらも舞い散る
だけど寄り添う人が来ると信じて
明日の空に声響かせ みんな一緒に歌おうよ
宴席に大峯靖弘監督、笑顔すぎる井上社長、脚本家の関口さん、鈴村展弘監督を確認。鈴村監督の席はオダジョーの隣（笑)！『クウガ』の打ち上げの再現なのだろうか（笑）。
ブジンサマの元にも響くカノンの「いのりうた」。大地が揺れ、ついにブジンサマが動き始める。
カノンの歌に拍手が起こる。箸をドラムみたいに叩いてノリノリの井上社長（笑）。良かった、この番組に10億かかったことを怒ってなくて（笑）。席に戻ったカノンにオダジョーが満面の笑みで、「お前らしい歌になったな」
オダジョーに全部持ってかれたー！！ああこの友情出演うれしすぎる！！
ついに目覚めるブジンサマ！オリジナル版では顔のところで両手をクロスさせると顔が“怒り顔”に変わりますが、“怒り”ではなく“祈り”で争いを鎮めることがコンセプトの『大魔神カノン』では、クロスさせることで岩がかつてのブジンサマの顔に戻る、という演出になりました。いずれにしてもちゃんとオリジナルのお約束を踏まえているところがさすが特撮ファン。いよいよブジンサマが立ち上がりました。
ゴンベエを見張るサワモリとカエンジの前にイパダダの魂式が現れる。応戦するも、素早い動きでゴンベエの腹に貼られた封印をはがしてしまう魂式、ゴンベエから出てきたイパダダ、「私は新しくなる」と真の大イパダダの姿になる。
揺れる宴会場、ついでもらった酒をこぼす井上社長、いちいち濃い演技がいい（笑）。皆びっくりして外に出ると、ブジンサマが「いのりうた」を歌いながら向かってくる。「岬家の歌姫、カノン。昨日はすまなかった。お前の歌聞かせてもらった、タイヘイが我にお前の歌を届けてくれた」そこに、イケチヨを乗せたタイヘイのバイクが到着する。「いい歌だった。おかげで我はまた歌いたくなった、ありがとうカノン」喜ぶ一同の元にカザハナがやって来て、イパダダが封印を破ったことを知らせる。「我に任せろ」というブジンサマに、私も行きます、ブジンサマのお役に立ちたい、とカノン。では一緒に歌ってくれ、と手を差し出すブジンサマ。
カノンを肩にのせ、ついに番組タイトル通り、“大魔神カノン”状態が完成！感動的な2ショットです。「聞こえますか私の声が あなたに届けと祈る歌声」歌いながら大イパダダの方へ向かう2人。歌詞の3番？ブジンサマはまだ聴いたことないはずだけど、肩に乗せることでカノンの脳内と通じ合えるとか、何らかのオンバケならではの超能力があるとか脳内補完しながら鑑賞して下さい（笑）。
騒ぐ宴席にばろくが戻ってくる。一連の騒ぎを見て、カノンが歌姫だって！と言うおじさん達に、そったらええもんじゃねえって、と笑いながらオダジョーの隣に座るばろく。動じず山菜っぽいものを食べている肝のすわったオダジョーにばろくが「フーガ、髪切れっておめえ！！ 」とその長髪をはたく（笑）。
“フーガ”きたー！！またオダジョーに全部持ってかれたー！
父ばろく、娘カノンで兄がクウガ、じゃないフーガ！！（高寺Pのツイッター上での発言に基づく表記だけど、前者二人のもじりを考えるとフウガなんじゃないのかな？だとしたらもっと出来すぎててすげえ）。思わず「フウガ？フウガか！！」と五代雄介っぽく言ってみたい気分です（笑）。
仮面ライダー クウガ Vol.1 [DVD]/特撮(映像)
￥6,090
この機会にフーガ兄さんの活躍を併せてどうぞ。
大イパダダを見つけてカノンを地上に降ろすブジンサマ。「この歌はイパダダの心にもきっと響くだろう。我と共に歌い続けてくれ」
大イパダダとブジンサマの戦いが始まる。大イパダダは狂喜と嘆き、悲鳴が入り混じった恐ろしい雄叫びを上げている。カノンの乗っている橋が大イパダダに破壊されるところを、間一髪タイヘイが救出。集まったオンバケ達に、一緒に歌って下さい、とカノン。みんな初めて聴くはずだがちゃんと歌えるオンバケ達、何らかのオンバケならではの超能力が（以下略）。「はわわわわ」とオンバケ達に合わせて歌うブチンコとタマッコ（この子達もオンバケだけど）が可愛い。それにしてもキリノハ、高飛車キャラで登場した割には最後まで全く見せ場がなかったなあ。演じる松本さゆきさんのスケジュールと上手く合わなかったみたいだけど、ちょっともったいなかったですね。
大イパダダを抱え込み「イパダダよ、この歌を聴いてくれ。案ずるな、我を信じろ」大イパダダ「私は誰も信じない！」ブジンサマは大イパダダを抱えたまま、また岩の姿に戻っていく。ああするよりないじゃろう、とハッコク。
心配するカノンに「心配するな。我はこれからイパダダと話すために眠りにつくのだ」こんなことになるなんてごめんなさい、と言うカノンに、謝ることはない、お前の歌を一緒に歌えて本当に嬉しかった、しばらくはイパダダとの向き合いに力を使うことになりそうだが我はここにいる、またお前の歌を聞かせてくれ、と言い残して岩の姿に戻るブジンサマ。
岩の中、もしくはブジンサマの体内。「我の名前はおおまひと、お前の名前は？」ブジンサマの顔と向き合うイパダダの正体である冴木賢人、不敵な笑みを浮かべたまま黙っている。「まあいい、時間はいくらでもある、じっくりと話そう」
翌日。橋の上からブジンサマの岩を見るカノンとタイヘイ。昨日のことが嘘みたいに静かですね、とカノン。私がおばあちゃんになる頃にはまたブジンサマと会えますかね？と笑う。
「あの・・・タイヘイさん？」「ん？」タイヘイの方を向き話を切り出すカノン。
「私この後・・東京に帰るんですけど・・・」「・・おお・・」ついにこの時が来た、という感じで、タイヘイはカノンから目をそらしている。
「「だいちゃん」に行ったら、また、タイヘイさんに会えますか？」
「カノンちゃん、俺はオンバケだから・・・」この時点で目に涙を浮かべるカノン（涙）。
「オンバケは人助けがお役目だ。だから前のカノンちゃんみたいに、悩んだり困ったりしてる人がいれば、その人んところに行かなければいけねえんだ。」これが最後の別れになることを悟って涙をこぼすカノン。
「私だって、また悩んだり、困ったりすると思うんだけど・・・」涙ながらに言葉を搾り出すカノンに、「そん時はまた俺の出番かもな！」、とカノンの方を向き指を鳴らして“承知の助！”の仕草をして明るく振る舞うタイヘイ。またこっちに来たら会ってもらえますか？と言うカノンに、当たり前だ、ブジンサマだってよ、カノンちゃんの声、聴きてえだろうしな、とブジンサマの岩を見る2人。
エンドロール、ブジンサマの眠る岩のふもとで、カノン（歌&キーボード）とサキ（歌&ギター）がオリジナルの「いのりうた」を演奏中。エンドロールにはもちろんオダジョーの名前も入っていますが、キャストの最後にさりげなく入っているのがいかにも彼らしい。
「いのりうた」完奏と共にエンドロール終了、演奏を終えたカノンの笑顔を遠くから見ているタイヘイ、イケチヨ、オタキさん、ジュウゾウ、ショウタ、トモスケ、サワモリ、ハシタカ。そういえば他のオンバケ達はカノンと直接の関わりがなかったんだな。
イケチヨ「この歌を聴いた人間様たちががんばって、イパダダが出ないようにしてくれたらいいんだけどねえ」
タイヘイ「んだなあ、そんで俺達の仲間をよ、もっといっぱい生んでくれるようになっといいべな」
カノンのサキの元にいるのはおじさん、若松、バイト仲間かクラスメート2人と、くらら、そして丸山つばさチーフ！！
「はわ、はわわんこ」ブチンコの声にカノンがはっと振り返ると、そこには誰もいない。「 （ブジンサマ、聞こえてますか？みんなの歌が）」するとブジンサマの心の声が聞こえてくる。「（ありがとう、カノン）」。岩を見つめるカノンの笑顔と共に音楽が壮大になり、「完」の文字。
提供クレジットのバックではみんながカノンから豚汁的なものを受け取っている。最後もカノンのカットで終了。
ということで全体の感想・・・と行きたい所ですが、最終回だけに、ここまででも相当長くなってしまってるので後編に分けます（笑）。こんなに文字数が多いとアメブロから「使い方が違います」と苦情が来そうだ（笑）。
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