最近は家でやる作業がカノン一色になっています(笑)。



第17話『枷音』
脚本:大西信介 監督:鈴村展弘


前回からの続きです。

くらら「ここもなんで分かったの?」カノン「あのスーパーの人が教えてくれたの」くらら「そういうのありなんですか?」なしかもしれない(笑)。カノンって9話の魚肉ソーセージ事件の時とか、この後の18~19話での行動を見るにつけ、刑事ものとか探偵ものが好きなのかな?と思ったり。なぜ自分を気にするのか、の問いに対して、前にくららが弾いていた『TO THE TOP』の原曲は苦手だったが、くららの演奏は胸にスーッとしみこんできた、音楽には演奏する人の気持ちが出る、とカノン。このエピソードでは打ち解けるに従ってカノンに心を許していくくららと、いつになくお姉さんっぽい柔らかさを見せるカノンの関係性が大きな魅力になっています。そこに母親が車で帰ってくるが、くららは見つかる前にカノンを連れて逃げ出す。

カノンと公園に逃げてきたくららは、あの人(母)が弾かせたいように自分が弾けば、自分には価値がある、と母の心情を伝える。そこに母が追ってきて(まるでターミネーターのよう(笑))、カノンはくららを家に誘う。

サワモリ、ハシタカ、カエンジの久々のバトルシーン。あれ、ユモンジはどうしたんだっけ。イパダダの怨念に取りつかれたカエンジは崖から転落してしまう。

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カエンジはガスコンロのオンバケです。

カノンの部屋に来たくららはキーボードに目を止める。弾いてみる?と言うカノンにくららは今は弾けないから・・・と手をかばうが、嘘はついちゃだめ、とお見通しのカノン。「ママにとって私はパパに仕返しするための道具に過ぎないから」とくらら。クラシックのピアニストだった父の影響でくららはピアノが好きになったが、離婚して以来母は別人のようになり、クラシックの世界でトップにすることで父を後悔させようとしているという。本当は自分の気持ちをピアノで表現するのが大好きなんです、と笑顔を見せるくらら。

「弾いてもいいですか?」とキーボードに飛びつき、『TO THE TOP』を弾くくららとそれを聴くカノンのバックが、いつしか虹がかかった青空になる(すごい直球な演出だ(笑))。

「だいちゃん」に再び現れたくらら母、「くららをかくまっているなら早く出しなさいよ!」いないから帰れ、と言うオンバケ達に耳も貸さず「ここにいないならあんた達が探して来なさいよ」と徹頭徹尾めちゃくちゃな母、観てる分にはある意味面白い(笑)。

また弾きに来てもいいよ、と言うカノンはくららの気持ちを母に伝えるよう提案する。そこにタイヘイが訪ねてきて、かくまわれていたくららと対面。一方サワモリ達は河原にてカエンジを発見。

キーボードを持って部屋を出るカノンと、ちょうど帰ってきた父・ばろく。「人様に関わるには覚悟がいるぞ、親子の関係は深いからな」と改めて忠告する。

「だいちゃん」にて、くららの母とカノンが対決!自分はくららの人生に責任がある、と言う母に、くららの人生を決めるのはくらら自身だ、と反論するカノン。「(決めるのは)私よ。私でいいの!」と言う母にも負けずに、くららのやりたい音楽を聴いて欲しい、と言うカノンがこれまでになく頼もしい。涙ながらに訴える娘にも顔色ひとつ変えずに「あんたの夢がどうのって話はママには関係ないって何度も言ってるでしょ!」と言い放つ母。だめだ、テレビドラマなんて何でもご都合主義で解決できちゃうということがこの人には通じない(笑)。

聞いてやってけろ!とキーボードを取り出すタイヘイすら無視してカノンを押しのけ、くららを連れ去る母。カノンは「(ここであきらめちゃだめだよね)」とタイヘイのバイクの後ろに乗せてもらい、くららの母を追う。

カエンジはイパダダに取り込まれていた際の記憶を語る。記憶の中の冴木賢人少年は母親からの重圧を受けて全てにおびえ、周りが敵に見えていたのだろうと。くららも一歩間違えばそうなりかねないことを示している。

カノンとタイヘイはくららの家に着くが、くららと母は外国へ発つところだった。「私の言うことに逆らったって生きていけないんだから」確かに現時点ではくららに他に行くあても自活する経済力はないだろうなあ。

カノンはくらら達の乗ったタクシーを追おうとするが、恐らくは母からくららの携帯が投げ捨てられる。壊れた携帯を拾いくららを案じるカノン。

部屋で電気もつけずに座り込んでいるカノンの元にばろくが帰って来る。様子を察して何も聞かずに夕食の支度を始めるばろく。カノンのモノローグ「私、どうすれば良かったのかな・・・」でエンディング。

に、苦い・・・。守谷編に続きバッドエンドきたなあ。この経験が後のカノンの成長に繋がることは分かりますが、身の丈にあった幸せを選んだ守谷とも違い、今回はくららに何も救いがないのが哀しい。まあ実際カノンにくららを養えるわけでもくららが独り立ちできるわけでもない。でもいつかはこの経験をバネに、自分のやりたいことをやれるようになれる日が来るのではないだろうか。くららはイパダダの転生元である冴木のように母親に人格を否定されて育てられてしまっているが、カノンと出会ったことでくららは間違った方向には進まない、のだといいなあ。それか、最終回でついに目覚めたブジンサマがウイーン辺りまで遠征して、くらら母を踏み潰してフィナーレ、とか(笑)また予算オーバーして高寺Pが角川から干されかねない展開ですが(笑)。



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