昨日は父の76歳の誕生日でした。

帰るのが遅かったので、
帰宅したら既に寝てましたので、
今朝みんなでカードを渡しました。

お父やん、誕生日おめでとう。

↓カードは母が用意します。

↓メッセージを書きます。

長男が死んで真夜中、電気も付けずに、暗闇の中で全く飲めない酒を泣きながら飲んでた父が忘れられない。

静かに、とても静かに涙を流してました。
飲んでたのはウィスキーでしたね。

兄の事をとにかく可愛がってた父。

辛かっただろうな、と思います。

兄の病室で、少年ジャンプのページをめくってあげてた父。
兄は白血病で半年入院したので、どんどん体力がなくなり、ジャンプを持つ体力もなくなり、父が持ち上げて見せてました。

父は父で、辛かっただろうな。

↓親に命令形のメッセージ。

↓カードの裏面。

バイクはもう乗らないので今はありません。

父は気が短いので車でなくバイクでした。
歴代のバイクに乗せてもらいましたが、
このバイクが最後でした。

↓いつもの1万を入れて。

お父やん、誕生日おめでとうございます。

孫の顔を見せてあげれなくてごめん。

お父さんが言っていた、
「神社の中には誰もいない、神様はいない、神を信じ手を合わせるその気持ちを神と呼ぶのだと思うよ。」
という言葉、私の中では1番しっくりきます。

「親は関係ない、親に依存も期待もするな。腹は借りたよ、あとはじゃあな!と生きていけ。お前はお前の人生を好きに生きていけ。邪魔する奴がいたら、それが例え神であろうと親であろうと、倒して信じた道を行け。」
と小学低学年の時から言っていたお父やん。

親は関係ないとは言い切れない。

沢山の愛情と時間と金をかけてもらいました。

文句ではなく、感謝の気持ちを持てる人になりたいと思います。

昔、新幹線の指定席で家族4人、1人だけ離れた席になってしまい、席を快く交代してくれた人に、酒は飲むかと聞いて、おつまみとビールを渡しに行ってた父。

車内販売で、1番高いおつまみ数個とビールを買ってた。

「ありがとうございます」と深々と頭を下げていた父を、子供の頃見て誇らしげに思った。

父の、
他人にケチらない所、
ずる賢くない所、
金は出しても口は出さない所、
正義感が強い所、
尊敬しています。

いつか会えなくなる日が来るでしょう。

会いたい、話したいと思っても、
二度と会えなくなる日が必ず来る。

それまで1日1日を大切に丁寧に、
暮らしていこうと思います。

後悔しないように。
伝えたいことは伝えていこう。

長生きして欲しい。
この世界をまだまだ楽しんで欲しい。
願いはそれだけです。

お父やん、
お誕生日おめでとう。