新国立劇場バレエ団「ホフマン物語」初日を観て来ました@初台オペラパレス♪  数日前の20℃超えは何だったのかというくらい今日は小雨降る寒さ。








世界バレエフェスなどでパ・ド・ドゥを観た事ありましたが、初めて観た「ホフマン物語」全幕は色々なバレエの要素たっぷりでした。第1幕オリンピア。人形がバラバラになってしまうとこが「コッペリア」、理沙子さんの可愛らしさが役にぴったりでしたね。


第2幕アントニア。踊りを禁じられてる娘なとこが「ジゼル」、幻影の場は「ラ・バヤデール」とか「ライモンダ」で、黒地に銀刺繍の豪華な衣装でこれぞクラシックバレエという踊りが楽しめました。パ・ド・ドゥでは絢子さん&雄大さんの鉄板ペア(日本の至宝)による美しくて愛あるパートナリングに涙が溢れました。絢子さんの豊かな音楽性と洗練された踊り。雄大さんはポーズが綺麗で難しい技もなんのその。そうそう、ピアノを弾く手の動きが完璧で、やはり今回もキングでした(笑)


私のお気に入り若手の晃介さん(森本弟)は上手から一番最初に登場しましたね。小顔でスラッとしていて、所謂現代っ子で日本男子もスタイル良くなったわぁ、という見本のよう。


第3幕ジュリエッタ。紗帆さんのベネツィアの高級娼婦は「白鳥の湖」の黒鳥!周囲は「シェヘラザード」に出てくる魅惑的でエキゾチックな衣装。パンツは短いが髪は長い的な(笑)何でしょね。怪しすぎる雰囲気。


それから、プロローグとエピローグはラ・ステラ。各幕の三人の豪華な女性ダンサーに優里さんも加わり眼福。どの場面にも悪役がいて峻郁さんが4役やっておりお見事でした。


それぞれにソロがあるサスペンダー姿のホフマンの友人三人(嘉人さん、渉悟さん、亮介さん)に見惚れました♡  瑞生さんが体調不良で降板したところに亮介(森本兄)さんが入ったのですが、さすがハンガリーで大きな役を踊ってただけあってパワフルで上半身の身のこなしが良かったです。渉悟さんはしなやかでテクニシャン、嘉人さんに至っては軽やかで足音しなくて素晴らしかったです。



ピーター・ダレルの振付、オッフェンバックの(ランチベリー編曲)音楽、それから衣装も照明も良かったです。早替わりあったり見どころ満載でとても楽しめました。今回も👀目が二つでは足りなかったー(笑)