Amazonプライム会員特典でパリ・オペラ座バレエ団の「白鳥の湖」を鑑賞。2005年12月収録。バレエ団の現舞踊監督ジョゼ・マルティネスがジークフリート王子、アニエス・ルテステュがオデット/オディール、カール・パケットがロットバルト/家庭教師という豪華ラインナップ🦢
来日中のパリオペは「白鳥の湖」公演を終えたところ。時間とお金もないしスケジュールも合わない私ゆえ生を観に行けない💦 せめて映像で(笑)楽しもうと思ってたところにこの映像を思い出しました。たぶん、以前にも観ていて初めてではないのですが、自分の記事を🔍検索してみても上がってこないので備忘録として残さねばと。
ヌレエフ版の「白鳥の湖」は映像でいくつかのキャストを楽しみましたが、何と言ってもカール・パケットのロットバルト/家庭教師が強烈なんです!王子はロットバルトより小柄なダンサーが適正だとインタビューで語ってたパケットですが、マルティネスはパケットより背が高い。にも関わらず、王子を追い詰め悪魔的に支配する演技とビジュアルがカッコイイ、美し過ぎます✨ 15年もの間踊って来た当たり役で伝説的なロットバルトと言っても過言ではありません。
1989年5月のパリ・オペラ座バレエ学校来日公演で初めて観たカール君(当時11歳で初来日)、二度目の来日は1991年3月かと思います。こんなによく覚えているのは自分の出産と重なったため断念した残念な思い出があるから💦 東京文化会館アーカイブで確認したら合ってましたよ。因みに前年の秋にはベジャールバレエの「ニーベルングの指環」に毎日通ったなぁと。胎教がベジャールって(笑)そのベジャールの「第九」で再びパケット君に会った時にはパリオペの団員になっていて、もうすっかり大人になっていて(当たり前だ)あのちっこくて可愛い金髪のカール君が背の高い立派な青年!と微笑ましかったです。そりゃそうでしょ10年も経ったのだから(笑)
しかしながら、初めて観た時に十数年後にこんな強烈なキャラを踊るとは考えてもみなかった私。本人もインタビューでどちらかと言うと劣等生で(笑)試験では下から二番目と語ってたくらい。エトワールに任命された時は「あの、カール君が?」とビックリしたものです(笑)
主役が踊る演目の善悪どちらのキャストもしっくりハマるダンサーとして活躍して来た輝かしい経歴のあるカール・パケット。恵比寿ガーデンシネマ🎬で観た「白鳥の湖」でロットバルトを踊ってたアリュが"お手本はパケット″と言ってたのを思い出しました。時が経つのは早いですね、20年近くも前の映像なのに色褪せないどころか永遠に語り継がれるロットバルトなのだなぁと、観る度に目を輝かせ✨ため息♡つきながらの私でありました。