伊岡瞬の仮面と代償面白かった。

仮面は中盤から狂気のベールが剥がされていき終盤はかなり怖かった。

でも刑事の2人が善人の仮面を被った悪人じゃなくて良かった。

代償は初っ端に子供時代の達也が善良な家庭を壊していく所が不快感MAXで耐え難かった。

外が曇天だったのも相まってほんとに途中で聞くのを止めようかと思った程だった。

ただ最初がキツすぎた反動でその後は淡々と聞き続けられた。

白い闇の獣も聞いたけど、3作とも更生が期待できない悪人を扱った話だった。

悪人もなろうと思ってなったわけでは無いだろうしある程度更生の機会を与えようとするのは当たり前だけど、それにも限度があるよねと作者が言っているように感じた。

悪人を許せないから罰するんじゃなくて、これ以上被害者を出さないために殺すか檻に閉じ込める。

すごく当たり前の事に思える。