ブロ友さんがブログで紹介していた漫画。


『どんぐりの家(第1巻)』


を買ってみました↓(すぐに影響されてしまう母です)


リー君と母の徒然日誌-121011_2208~01.jpg

早速、読んでみた。






この漫画は基本は”ろう”と知的障害などをあわせもつ


重複障害者のことを中心に書かれているのだけど


ちょっとだけ肢体不自由の障害者のことも出ています。


あまりネタバレしちゃダメなんで超簡単に言うと、


内容は、


障害児を持った親の苦悩と


障害者本人の苦悩を


描いてます。







読み始めてみると涙なくしては読めなくて、


泣きながら読みました。






そして感想。






正直、読むの辛い…。


自分にあてはめて読んで辛いっていうのもあるけれど、


漫画の中の主な障害児は元気に走り回っているってのも辛い。


将来、ろう学校を出た後の社会生活がうまく営めてないっていう内容も辛い。

(最終的には親たちが立ち上がって障害者が自立するための施設を作るんですが…。ネタバレスミマセン)


そして、なにより親たちがすっごく頑張っているのが辛い。






正直、障害者の親はここまで頑張らなきゃいけないのかと思った…。


ろうで知的障害の重複障害者とはいえ、


おおきくなるにしたがって


自分で食べ、


自分で排泄し、


自分のことを自分で出来るようになっているのに


そんな人でも社会は受け入れがたいってことが、


今の母には辛い。





りー君に置き換えて考えると、


将来、自分で動くことが出来るのか、


自分で排泄や食事が出来るのか


まだまだ分からなくて、


もしかしたらできないかもしれない。


そんな彼を社会は受け入れてくれるのだろうかと考えて辛い。






漫画の中の母親のセリフ


『私はこの子より1日だけ長生きしたい』


このセリフも辛い。


こう思う自分もいるけれど、


それとは別に、


このセリフはこの子が生きている間は


母である私が全力でこの子を介助するって言っているように聞こえ、


私の一生はこの子の介護で終わるのか…


というさみしい気持ちにもなるし、


そんな風に思う自分は母性が足りないと責めてしまう。






とにかくいろいろ考えさせられた漫画でした。