いやはや天皇陛下の文章に触れる

機会ができるとは。

何気に行った横浜そごうの紀伊国屋書店

に平積みとなっていたのこの本を見て、

すぐさま購入いたしました。

 

 

(後日行ったラゾーナ川崎の丸善では

全く置いておりません。発行が紀伊国

屋書店であるためなのでしょうか)

 

 

学習院大学を卒業し、オックスフォード

大学に留学した1983年6月末から

1985年10月までの2年4か月間の

英国滞在記で、離英して7年後の

1993年に学習院教養新書として

元本が上梓されました。

本書はそれの復刻版(2023年)です。

 

 

制約の多い日本での生活を離れ、

まさに籠から解き放された鳥の

ように、自由を体感しながら、

英国での体験をすべて吸収され

ようとしており、文章からは

皆に知られていることの重荷と、

皆に知られていない気楽さを

ヒシヒシと感じさせられます。

 

学生生活、学業、趣味(特に音楽)、

旅行から皇室外交にいたるまで、

バラエティーに富んだ本書は、

一般人が伺うことのできない話

を相当量包含しており、また

滞在期間の長さ(2年4か月)を

考えると、内容も濃いです。

 

その考察ともあわせて、天皇陛下

のひととなりを知ることができる

一冊です。手に取ってみるべし。