エルヴィス・プレスリーが亡くなった
のはわたしが小6の時(1977年)で、
卒業アルバム巻末に彼の逝去(8月16日)
と王貞治のホームラン756号(9月3日)
が、その年の出来事として載っていた。
ブルース・スプリングスティーンの
憧れがエルヴィス。7歳の時にエド・
サリバンショーでエルヴィスを見て
衝撃を受けたことから彼のロック
人生は始まった、と回顧する。
そしてブルース以外でも、年齢70
オーバーの著名ミュージシャンの
大抵がエルヴィスの影響を受けた。
と公言されている。
ということで、先週に引き続き、
チネチッタで『エルヴィス』を見た。
映画としては、もうちょっとサウンド
重視の映画か、と思っていたのだが、
そうでなくてやや残念であった。
いくつかの歌唱シーンにカットインが
はいり、腰を折られる。
しかし主演のオースティン・バトラーの
熱演と歌唱は素晴らしかった。若き日の
エルヴィスの演技は同世代なので
ノリノリで文句なし。
ラスベガス時代の ♪Suspicious Mindsや
♪Can't Help Falling In Love 、
エンドロールで流れる ♪In the Ghetto
は学生時代にベスト盤(LP)でよく聞いた
ものだ。
また早逝(42歳)の晩年にピアノ弾き語り
で歌う、ライチャス・ブラザーズの
♪Unchanged Melody も初めて知ったが、
いいですね。
エルヴィスの遺産
ブルース・スプリングスティーンの
フィラデルフィアでのコンサート(2009年)。
ステージにはエルヴィスそっくりさんが
上がり、爆笑と喝さいを博す。
彼のリクエストである、エルヴィスの
♪All Shook Up をバンドが演奏。
そしてブルースがマイクをそっくりさんへ。
初めは緊張気味の彼であったが、だんだん
調子こいてゆく。そしてそっくりさんが
ブルースに、ギターソロを促す
"Take it, Bruce !!"
しかし ♪Blue Suede Shoes を勝手に
歌い始めて、ボスからマイクを
取り上げられるが、本人(キング、素人さん)
には人生のいい思い出だろう。
ブルースが 「フィラデルフィアの
エルヴィス(Philly Elvis)! ありがとう
キング! 彼がどこから来たのかわからない
けど Thank you, King!」というのが
最後のオチ。
アメリカ人にとってのエルヴィス、
ほのぼのして心温まる、なんか好きな動画です。