週末、自宅に引きこもる。コロナ自粛の
ややこしい時期だからこれもしょうがない、
と家でのんきにインターネットを見ていると、
お間抜けな男(69歳)が逮捕されたとのこと。
「オレ、陽性だけど、大丈夫?」
国内線で地方空港へ飛び立つ直前、滑走路へ
移動中の飛行機内で、いい歳のオジさんが、
CAにこう喋ったことで、事態は一変。
飛行機は空港に逆戻り、オジさんは警察に
引き渡された。
ジョークのつもりか何かは知らないが、まあ
お間抜けオジさんはこれから高い授業料を
請求されることであろう。
この記事を見て、ふと「オレ、妖精だけど、大丈夫?」
こう考えて一人一瞬、クスりとした。一瞬だけど。
あとで言い訳を成立させるためには、本人が
妖精の格好でもしておかなければならないよな、
とつづけて考えてしまった。69歳なら一層、
不気味・面白い。
日本語に多い同音異義語。大抵の場合、
相手にキチンと伝わることが多いが、
過去に政治家の失言として、残念な発言に
なった場合もあった。
そろそろ記憶に無くなりかけでいうと、柳澤伯夫・
元代議士の2007年の「女は子供を産む機械」
発言は、その当時世間をざわつかせたものだ。
wikiでその発言を見てみると
「15-50歳の女性の数は決まっている。産む機械、
装置の数は決まっているから、あとはひとり頭で
頑張ってもらうしかない」
ここで残念なのは、柳澤元代議士は機械をわざわざ
〝装置″と言い直して墓穴を掘ったことだ。
女性をマシーン扱いとは何事だ、である。
この時こうすればもう少し(ほんの少し)風当たりは
弱まったのかもしれない。
「15-50歳の女性の数は決まっている。産む機会、
チャンスの数は決まっているから、あとはひとり頭で
頑張ってもらうしかない」
ここまで書いて、女性がどうしようか、男があーせ―
コーセー言うこと自体が地雷原だったんだなと思うが、
同音異義語でもうちょっとまろやかに収束もできた
かもしれないので、それは残念。
日本語は難しい。