沼津に営業に出掛け、昼時となり社員と昼をどこにするか考える。
そうだ、年始のときに食べておいしかった『さわやか』(ハンバーグ)
にしよう、ということで、レストランに着くと激込みで約50分待ち。
これでは食事開始は1時になってしまうので ✖
しょうがない、三島広小路の鰻屋の『桜屋』にでも、と前を通ったら、
これまた激込みで ✖ かえって人の列は多い感じ。
この調子だとわれわれには昼はないのか、とちょっと焦るが、
気を取り直して次をあたる。
営業君は地元っ子ではないため、どうも三島の街区がわかって
いないようで、わたしの記憶でそこ右、そこ左と誘導し、三島の
もう一方のうなぎ屋さんの雄『うなよし』に着くと、案外すいていた。
うなぎで精をつけ、午後もパワーアップして仕事に出掛けよう。
会計を済まし、出ようとしたら『さかなクン』の直筆の絵が
出口脇に飾ってあった。 〝ありがとうギョざいます″
わたしは『さかなクン』が実は好き。言葉遣いは〝さかなクン語″を
差し引けば丁寧で、人柄にまじめで謙虚な感じを受ける。
また本業でも絶滅したと思われた田沢湖の国鱒の子孫の発見
につながる、本栖湖だか西湖だったかの黒鱒の発見などは、
科学研究者としての素晴らしい業績で、その年の天皇陛下の
記憶に残った事柄として、陛下自らが『さかなクン』の名前を
口にされたことは記憶に新しい。
偶然辿り着いた料理屋ではあったが、ちょっと嬉しい発見であった。
ところで、うなよしさんは『さかなクン』に敬意を示すために、額に
入れるとかして飾ってもらいたいものだ。