パンデイロレポート「PARKA Original Pandeiro PD101D」 | ハセタクのブログ

ハセタクのブログ

アコースティックバンド「マチルダマーチ」のパーカッショニスト、ハセタクの音楽日記。バンドの話、パンデイロの話、ウクレレの話、人の話、政治の話...。つまり人生の話。

久々の更新~!
サボりまくってる。

今回は楽器のレポートをば。

僕のパンデイロを作ってくれているishikenさんのパーカッションブランド「PARKA」
そのPARKAから新しいパンデイロが2台(PD101とPD101D)、今年の2月に発売されました。
PARKAのパンデイロは基本オーダーメイドですが、この2つはPARKAのオリジナルパンデイロです。
PD101Dは僕の手元にもありまして、少し時間が経ちましたが、実際演奏してみたり、レッスンなどで色んな方に触ってもらったりしたので、PARKA営業部長(笑)として偉そうにレポートを書きたいと思います。




重さ

パンデイロって重量がかなり演奏に影響しますよね。
まず僕をはじめ、色んな人に触ってもらった最初の反応は、

「軽い!!」(笑)

です。

とても軽いんです。310gですからね。
もう1台のPD101は胴が浅い分、さらに軽くて300gとのこと笑。
CONTEMPORANEAやREMOなど、いわゆる楽器屋さんで買えるものは、400g以上ありますから、この重量は衝撃的です。

実際、自分は初めて買ったCONTEMPORANEAのパンデイロで挫折しそうになりましたから笑。

軽ければ良いという訳ではないけど、この重さのパンデイロもある、ってことが大切だと思います。
自分の身体に合った楽器を探すのに選択肢がたくさんあるのは良いことです。

左手へのストレスが非常に少ないので、左手をガンガン振って演奏する人、長時間演奏する人、初心者、非力な人(オレ)にはとても適したパンデイロだと思います。
手が小さい人は、銅の浅いPD101がオススメです。




ジングルは真鍮で耳に優しい素直な音です。
中板はアルミで、厚めのスペーサーが効いており、カチっとしてます。
真鍮のシャリッという優しい音の中にもカチッとしたタイトな音があります。
音の立ち上がりがとても早く、軽さも相まって、細かいジングルのフレーズにしっかり対応できます

音量は小さめで、うるさくないので、曲に馴染みやすそうです。
ジングルの音がうるさいと楽曲を壊してしまうこともありますが、その心配は無さそうです。
ジングルを暴れさせたい人は、スペーサーの厚さを薄くしたらよいかも。

ヘッドは山羊皮です。山羊皮は太鼓らしい元気な音が出ますね。
特に中音は、スキンディープのヘッドには無い、素敵な音が出ます。
スザーノ式のバッテンミュートを施したところ、しっかり低音が前に出るようになりました。
低音の余韻は少なめなので、EQで音作りしやすいと思います。






実際演奏してみた印象ですが、全体的に音は小さ目で、スマートな感じです。
凄く個性的なパンデイロという訳ではない分、演奏者の持ち味をしっかり表現できると思います。
生音で使い続けるというより、マイクありきの人、将来的にマイクつけて演奏したい人が使うと良いかなと思いました。
高音、中音、低音の音量バランスがとても良いので、PA通しても扱いやすいパンデイロだと思います。

日本には、PARKAはもちろん、素晴らしいパンデイロを作る個人作家さんがいますが、彼らのパンデイロが大手楽器店で販売されたらよいのにな、とつくづく思います。

ZOOMのQ3で簡単に演奏動画を撮ってみました。
生音です。
音の感じがなるべく分かるようなフレーズを叩いてみました。
これから購入を考えてる人に参考になればと。




おしまい。