丸型コルネットを描きました。
Isaac Fiskenにより1842-1862年に製作されました。米国はウースター で製作されました。
技術的説明
真ちゅう、円形の形状を与えるためのダミーチューブの長いフレームがあります。
ベルは上向きでわずかに前方（マウスパイプから75°）に向けられています。 クラウンのついたベル。 楽器は短いシャンクで演奏することを意図していた可能性があります。 バルブタイプ：3つのトップアクションストリング操作ロータリーバルブ。バネは、タッチピースに取り付けられた板バネです。
ベルに”Isaac Fiske. Maker. Worcester. Mass.”の刻印があります。
技術的説明にもあるように、円形にするためのフレームがります。これは、形を円形にするためだけでなく、強度を高める役割もありそうです。これによりベルは斜め方向で固定されています。同時代のサクソルンの多くは、ベルが真上を向いており、また、同様に円状のKoenig hornは、下を向いています。Ballad hornには、上方、下方、ストレートなど様々なものがあります。
しかし、ベルが斜め上というのは、室内で演奏する場合、ストレートに次いで形成する音場的には良いかもしれません。
コルネットで円形というのは、どことなくパリ的なイメージがありますが、米国で作られているというのが興味深いですね、エジンバラ大学（英国）の博物館所蔵という事なので、輸出向けに製作されたものかもしれません。
メーカのIsaac Fiske については1820–1894年に米国のマサチューセッツ州ウースター(Worcester)で製作していた事しか判りません
ウクライナ対ロシアの戦争が終わるまで、掲載を続けていきたいと思います。
平和への祈り「鳥の歌」
「私の生まれ故郷カタルーニャの鳥は peace、peace と鳴くのです」（カザルス）
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