風の音、木々の泣く声、人々の足る音、冷える空気、

 

あの瞬間のすべてが、今でも鮮明に。

 

薄れることなく、鮮明に。

 

12年前のあの日から、日常が一気に変わりました。

今日は東日本大震災の日。

尊い命を多く失った未憎悪の震災。

あれほどの悲しみは消え失せることはありません。

 

一歩ずつ前へ。前へ。

緑水亭も同じです。

 

今日も一歩一歩。

 

人は生きなければなりません。

悔しさを残し亡くなった皆様の分まで、踏ん張り、立ち上がり

頑張らなくてななりません。

 

今日も生きます。

 

今年こそ、

今年こそ、

 

桜眺められる春となりますように。

 

 

2023.3.11

若女将 高橋知子