マイアミの貧困地域で、麻薬を常習している母親ポーラ(ナオミ・ハリス)と暮らす少年シャロン(アレックス・R・ヒバート)。学校ではチビと呼ばれていじめられ、母親からは育児放棄されている彼は、何かと面倒を見てくれる麻薬ディーラーのホアン(マハーシャラ・アリ)とその妻、唯一の友人のケビンだけが心の支えだった。そんな中、シャロンは同性のケビンを好きになる。そのことを誰にも言わなかったが……。 https://movies.yahoo.co.jp/movie/%E3%83%A0%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%88/358996/story/より引用

今回の映画「ムーンライト」ですが、まず押さえておかないといけない点としてはLGBTの少年を主人公としているわけですが、描かれている根本は純粋そのもので細部まで見ていくと、今回のムーンライトが非常によく作りこまれた映画であるはずです。

まず全体を通じてですが、非常に映像がクリアで、それによって表情のしわとしわが細部まで際立っているのが特徴で、それは肉体美にも生かされていて大人になったシャロンの肉体そのものが芸術としか言えません。(どうやら全体の映像を加工したらしくその効果が非常にうまく効いています)

そして映画の物語については、三部構成で出来ており1.リトル 2.シャロン 3.ブラックとテーマが決まっているのですが、僕の解釈ですがシャロン本人の心の状態を示しているのだと思います。まず第一部のリトルなのですが、まだ幼く自分は異姓が好きなのではなく、同姓が好きなのだということに、違和感を感じており、しかしまだそれがあまり理解できていない、つまり性についてまだ目覚めていないことを、示しているのではないでしょうか?それを象徴するのが友人であり、淡い恋愛感情を持つケビンが、同じぐらいの年代の子供達と.........これはそのまま言いますがチ〇コの見せ合いっこをしているシーンがあるのですが、その見せ合いっこをしている中にシャロンも混ざりケビンと見せ合いっこしていることから、そのことが推測できます。ちなみにケビンが言い出しっぺらしく、この時ケビンがシャロンよりも性の目覚めが少し早かったのかもしれません。(それが後でちゃんと効いてくるあたりは巧です!!)

それとあともう少し重要なのは薬物の密売人のフアンとテレサです。まずフアンはシャロンに様々なことを教え関係性としては完全に人生の師にも近い存在にもなります。実はこのフアンは薬物中毒の母親に薬物を売っていたのです。そのやり取は劇場でご確認ください!(フアンですがシャロンに泳ぎを教えるシーンがあるのですがそこで言うセリフ最後の最後で効いてくるので、そこも注目して観てください!)そしてテレサですが、シャロンに対し母性にも近い感情を抱き始めます。そしてテレサはシャロンの母親と対比にもなっています。(良い意味でも悪い意味でも)

そしてこの母親なのですが第一部が終わる直前にある言葉をシャロンに叫ぶのですがここは音声が消され何を叫んでいるのかわからないようにしていますがそれも後々効いてくるいい伏線になっています。

とまあ第一部に関してはこのへんでお開きにします。今回のムーンライトは一回見ただけだと「よくわからなかったな~」という印象を受けやすい作品ではあります。(実際僕もそうでしたW)原因としてはこの映画自体言葉に頼るのではなく、映像的な表現を多く取り入れているため、人物の顔の表情や明かりなど、細かく見ると本当に素晴らしい映画ということが改めて分かって、さらに感動が増すのでぜひ劇場に足を運んでください。第二部第三部の話はPART2にさせてもらいます。長文失礼しました。