4月の宮城県の物産と観光展、毎年お伺いしてますが
今年も満喫してきました。

そこの観光コーナーのパンフレット無料配布のところにあった
「手とてとテ」という小冊子が実に秀逸だったのでいただいてきました
仙台・宮城の宝物、である素敵な工芸品を写真入りで紹介
写真を見ているだけでもほしいものがいっぱい
そしてそれぞれの歴史の解説も読みごたえ十分!
今回の会場で購入したこけしストラップ(種類でいうと遠刈田系)
以前白石城横の歴史探訪ミュージアムで購入した
右のピンクの名刺入れは白石和紙で作られたもの
もちろん両方ともこの小冊子に掲載されてます

多くは藩政時代の藩士の手内職から生まれた工芸品
仙台藩からの素敵な贈り物
でも中には継承が危ぶまれているものも...

前記した白石和紙、江戸時代から白石の特産品で、明治時代まで盛んに作られたものの
和紙全般がパルプを用いた安価な洋紙におされる中で衰退
その後白石の方々の尽力により復活
第二次大戦の戦艦ミズーリ (戦艦)での降伏文書に使われ、
その後東大寺に修二会用の衣にする紙を納めるようになりました

でも市内にただ1軒残る白石和紙工房が、職人の高齢化などを理由に三月に紙すきを終えました
今また危機に。
白石市は継承に向けて動いておりますが時間がかかることは必然です
また伊達政宗公が現在の福島県から職人を呼び始まったとされる柳生和紙(やなぎふわし)も
現在仙台で一軒のみでこちらの担い手も高齢の方

素敵な贈り物たちがこののちも継承されますように