おはようございます。

 

今日の朝は、少し霞んでいます。

だんだん、陽は照ってきて、今日は2日連続の25℃越になり、熱中症には要注意願います。

 

 

今日のスカイツリーは、霞んでほとんど写っていないのが現状です。

足立市場前は、つくばエクスプレスの通過が撮れました。

このところ、つくばエクスプレスがよく撮れます。

明日からお出かけの方は、連休後半は晴れる見込みですので楽しんでほしいと思います。

 

 

おまけ、

今日は、以前に予告しました湯島天神(正確には湯島天満宮)の話です。

東京における天神信仰は、この湯島と亀戸の2ヶ所が有名で、学問の神様と知られている菅原道真を祀っていて、受験シーズンには多数の受験生が合格祈願に訪れます。

既に受験は終わったのでのんびりと見ようと思いましたが、見て日も多くの方がお参りに来ていました。

創建は、雄略天皇2年(458年)一月 勅命によると伝えられ、天之手力雄命を奉斎したのがはじまりです。

その後、正平10年(1355年)二月郷民が道真公の御偉徳を慕い、文道の大祖と崇め勧請しあわ

せて奉祀し、文明10年(1478)十月に、太田道灌これを再建し、天正18年(1590年)徳川家康公が江戸城に入るに及び、特に湯島天神を崇敬すること篤く、翌19年十一月豊島郡湯島郷に朱印地を寄進し、もって祭祀の料にあて、泰平永き世が続き、文教大いに賑わうようにと道真公の遺風を仰ぎ奉ったと言われています。

江戸時代から梅の名所で知られ、戦後2~3月には、「梅まつり」が開かれ、白梅を中心に200本近くありますが、老化が進んだため、現在は庭園化の工事が行われています。

湯島天満宮には、碑がありますのでいくつかお伝えします。

 

① 表鳥居

鳥居は銅製で、寛文7年(1667年)同8年の刻銘があり、この時期に寄進された物と思われます。
数度の修理を重ねて維持されてきましたが、都内に遺存する鋳造の鳥居としては時代も古く、製作も優秀なもので、昭和45年8月に東京都指定有形文化財に指定されました。
鳥居の様式は神明鳥居といわれるもので、横木が二重になり、反りをもって、柱が内側に傾いています。横木の上の方を笠木、下の方を島木といいます。
鳥居の大きさは、柱の下から上端についた台輪までの長さが3.88m、笠木上端の長さが6.81mです。

② 新派の碑

元は、新派劇創立九十年を迎えた昭和五十二年十一月一日松竹株式会社と水谷八重子氏により新橋演舞場玄関脇に建てられました。

新派の始まりは明治二十一年十二月、自由党壮士角藤定憲が同志を集め大阪の新町座で「大日本壮士改良演劇会」の旗揚げをしたのが起源とされています。

今日「劇団新派」として隆盛を見たその先人たちの労苦を偲び併せて今後の精進を誓うべく記念碑の建立をしました。
 そして新橋演舞場の改築にあたり、湯島天神の好意により新派とは深い縁で結ばれている湯島天神のご境内に移したというものです。

③ 文具至宝碑

中国より渡来した紙筆墨硯は文房四宝と称せられ読み書き算盤の寺子屋時代から明治の学制発布により高い文化を育てる文具として大きく貢献をしてきました。
今や文房具はOA器機にいたる迄その範疇を広げ四宝から至宝に至って戦後の日本国を世界の大国に復興せしめた教育の原動力となった十一月三日(文化の日)を文具の日として定め平成元年を迎えるに当たり、先人に報恩感謝の念を捧げつつここ学問の神さま湯島天神の境内に文具至宝碑を建立するとあります。

④ 講談高座発祥の地
講談の「高座」発祥の地とされる当宮境内に、講談師で人間国宝の一龍齋貞水さんがその由来を示す記念碑を建立されました。
講談は江戸時代半ばころまで、街角の辻講釈など、聴衆と同じ目線の高さで演じられていましたが、当宮の境内で活動していた講談師の伊東燕晋が文化4年(1807年)、徳川家康の偉業を語る際に、高さ三尺の高座を設けたことが高座の始まりとされます。

⑤ 王貞治氏の「努力の碑」

銘文の紹介
王貞治君は、昭和五十二年九月三日午後七時十分五秒、後楽園球場において通算本塁打七五六号を達成、前人未踏の世界記録を樹立しました。これをたたえて政府は、わが国初の「国民栄誉章」を贈り、また球界最高の「正力松太郎賞」初の受賞者となりました。これは、昭和三十三年読売巨人軍に入団以来試練の嵐に耐え、心技を研鑽した努力の結晶であります。王君は、これを記念し崇敬する湯島神社に、白梅一樹を献木いたしました。ここに有志相集い、王君の生涯の座右銘である「努力」の碑を建立、もって青少年の亀鑑とするものであります。
 昭和五十三年一月一日

有志代表
読売新聞社社主読売巨人軍オーナー 正力  亨
読売新聞社社長          務臺 光雄
日本テレビ社長          小林與三次
セントラルリーグ会長       鈴木 竜二
湯島神社宮司           押見 守康
   刻             山田 光造

 

連休中、湯島に来る機会があれば一度見学下さい。