こんにちは。

 

最近、「不適切にもほどがある」という昭和と令和のギャップのドラマがあったみたいで、その中で主役の阿部サダオさんが、「トゥナイト見たい。」というフレーズがあったと聞きました。

最近、あまりTVを見る機会が少なくなったこともあり、やたらコンプライアンスを前面に押し出し、我々庶民を抑圧する傾向があります。

たしかに、行き過ぎだったと反省することは、いま思えば多少あります。

しかし。その行過ぎた番組を見た世代がすべて、ダメ人間だったかと言えば、「馬鹿野郎」と返してやります。

我が尊敬する父親は、当時、世間で言われている俗悪番組、例えば「11PM」、「独占、男の時間」等を積極的に見せてくれましたし、「人間として存在するなら、本能があるのが当然だから遠慮なく見ろ。」、「その影響で悪いことをするなら、俺がお前を始末する。」と今で言えば、不適切な言葉ですが、そのおかげで、この年まで犯罪を犯すわけでもありませんし、定年まで何とか来れました。

だから、今のTV番組は昔の反動か去勢された動物みたいな感じです。

つまらないを超え、言葉になりません。

 

 

今回は、そのドラマで言われた「トゥナイト」をお伝えします。

私は、以前のブログでTV局のネットチェンジをお伝えしましたが、テレビ朝日が当時NETだった頃のTVは好きでしたし、ネットチェンジの相手で会ったTBSも好きでしたが、今はどちらも大嫌いです。理由は、何れお伝えします。

話を元に戻しますが、NET時代、夜に、「23時ショー」という番組があり、深夜のアダルト向け娯楽ショー的番組で多少過激でいろいろ物議を呼びました。

その流れを受けできた番組が、「トゥナイト」です。

内容は、情報番組の内容に、バラエティー番組を加えたもので、どちらかというと情報面が強かったと思います。

司会は、作家の利根川裕さんが努め、週4日放送されていました。

当時、ロス疑惑の事件、さらに、「豊田商事の会長が殺害事件」の中継や、「日航機123便の墜落事故」など政治・事件・事故など社会的に関心の強い硬派な内容にも積極的な取材を続けたため、ワイドショーの特性を生かしたニュース性も強みがあり、ナイトショーとしての制作スタンスを頑なに守り続けていました。

その中で、大人の社会学として、映画監督の山本晋代さんの風俗街レポートが人気で、その時に発した、「私は今日は新宿歌舞伎町に来たですよ。」、「凄いですね~」、「ほとんどビョーキ」は真似したりしていました。

さらに、後継番組の「トゥナイト2」も見ていました。

司会が、作家の石川次郎さんに変わった以外はそれほど変化はなく、「ほとんどビョーキ」は引き続き楽しみましたが、阪神・淡路大震災の現地レポート、当時流行っていた「PlayStation」など今子供が夢中になっているゲームを先駆けて取材したりしていました。

番組は、2002年に終了しましたが、個人的には面白かったと思います。

TVは、見る側の心構えも大切ですので、何を騒ぐのか、父が生きていたら、今のバカ親どもをどやしつけてくれていたと思うと残念だと感じます。