昨年からかなり寒い日が続き、関東は2度も雪が降りましたね。
北海道育ちのハッセ―は、冬になると息が白くなるので子供の時TVで見ていた『ウルトラQ』の人気の怪獣のぺギラみたいに、白い息を吐いて友達と怪獣のマネをして遊んでいたことを思い出します。
石坂浩二さんの「これから30分あなたの目はあなたの体を離れ、この不思議な時間に入っていくのです。」というナレーションが妙に怖かったですね。
まあ今は昔(Now is a long time ago)の話ではあります。


さて、本題に入りますが、ハッセ―は手に職のある人(職人・技術者・技能士さん)を心から尊敬しています。 
今、日本が世界から評価されているのは、これらの方々の活躍のおかげと言っても言い過ぎではないと思っています。
上手く表現出来ませんが、その分野における積上げた知識や技術が身体全体からオーラが出ているような感じがします。
ハッセ―の父方の祖父は、映画館の看板を下書きなく刷毛1本で描く人だったらしく、親父も炭鉱の電力所の配電の技術者だったし、母方の祖父は地元で名のある建具職人で、母は請負で有名女優さんの着物を作っていたまさに職人技の家計でした。
それゆえ、ハッセ―は反発して文系の道を選びましたが、60過ぎて自分に何も身についたものがなく選択を誤った気がしています。
占いの方に、職人で成功する手相だと言われなおさらショックでした。
まさに、後の祭り、英語で言うとAfter-carnival(ウソですよ)かな。
ただ、よく何かを工夫する血筋は受け継いだみたいで、ハッセ―も実用新案と商標登録は1件ずつ取得していますが、技術が無いので試作できない状態です。
でもこれからは、アイディアを生み出すことはかなり重要な事だと思います。
学生の頃、発明の達人の本を読んだり、発明家と言われた方の講演を聞いたりして実践していることがあるので今回それをまとめてみました。
昔よく十人十色(Ten people ,ten colors)と言われますが、今は十人百色いや千色にもなっているでしょう。
その原則は、以下のようになると考えます。
 

① まねっこ子猿の原則
これは、日本人がもっとも得意の事ではないかと思います。悪く言えばパクリになりますが、古くは隋や唐等から、戦国時代はポルトガル、スペイン、戦後は欧米から続々文化を受入れ、日本に合うよう改良していったまさに日本の技の原点だと思います。
 

② へそまがりの原則
① と関連していますが、ただマネだけではそれこそパクリで終わってしまいます。
例えば今まで右回りで行っていたものを左回りでやってみる、上にあるものを下にしてみるなど、従来と逆を行ってみると気が付く可能性があるということです。
 

③ 所変われば品変わるの原則
例えば、北海道では夏に使っていたものを東京では冬に使ってみる、これまで女性が使っている物を男性が使ってみるまたはその逆など常に新しい感覚で物事を受入れるという気持ちを持つ事ではないかと思います。
 

④ 遊び心の原則
この言葉をいうと誤解する人がいますが、物事を行う時に余裕を持つことです。
例えば、衣服や建築物などで必要以上にキッチリ、ピッタリさせすぎるとスムーズな動きができないので、多少の緩みを持たせるところからきています。
製薬会社に勤務していた人が、趣味が昆虫採集でトンボをとる時にべたべたする鳥もちを仕掛けたというものです。
そこで、ゴキブリ退治の方法としてゴキブリの通り道に粘着性のあるものを仕掛け駆除する商品を考えたというものです。
以上が、アイディアを考えるうえでハッセ―がこれまで見たこと聞いたことをまとめてみました。
では、どのようにアイディアを考えるかの技法については、次回でその1例をお伝えしたいと思います。
まさに、アイディアを想像するとは、諺で言うと精神一到何事か成らざらん(Where There is a will, There is way)ですね。
ではまた。


≪緊急のおまけ≫
今回のオリンピックいろいろありましたが、最後にカーリング女子チームが決勝進出し、残念ながら2位ですが、4年前の3位に続きやりましたね。
特に、カーリング競技の初期の頃から頑張っていたリザーブの選手に陽が当たる結果になり何よりもうれしい限りです。
次回はいよいよ金メダルへの挑戦になりますが、かつてカーリングを題材にした映画「シムソンズ」のモデルになった方が、現在も活躍されているとのことで次回は、日本のカーリングのパイオニアの方々にぜひ陽を当てて欲しいものです。
何故、ハッセ―がこんなことを記しているのかと言うと、社会人になり初めに赴任したところが北見市だったからです。
同じ北海道でも地域が違うので不安の連続でしたが、仕事は厳しいものがありましたが、同郷の方々の心は温かいものがあり、そこで知り合ったH氏とは今でもお付き合いがあります。
そして、そろそろ転勤という時に、当時の湧別郡常呂町(現北見市)で冬の娯楽にということで始まったのがカーリングで当時名前さえ覚えられないくらいでした。
使用する用具もままならず、ストーンの代わりに鍋に水をいれ凍らした物や、小さいミルクタンクに水を入れ使っていたようでした。
転勤してから35年でここまで来たことには本当に頭が下がります。


そこで、常呂町の応援をしたく今回、前回銅メダルを獲得した時にもH氏に協力してもらい、名物の山わさびをPRしたいと思います。
最近、TVでも紹介されているので細かくは言いませんが、本来山わさびは自生するくらい強いものでしたが、環境の変化でかなり自生の物は少なくなっている状態で、現在は畑での栽培ものが主流になっています。
特に、常呂町の山わさびは逸品で、見た目は木の木っ端みたいですが、軸が太く、安定感があり、食べると初めは跳びあがるほど辛さがありますが、すぐにおさまりさらに食がすすむほどです。
擦りおろした物に醤油をかけ、ごはんにのせて食べるわさびごはんが特におすすめです。
他には、ローストビーフやお刺身にも。

 


この山わさびは、栽培しても大きさがまちまちのため、H氏が150gほどにカットしてジプロックに入れて送ってくれます。
4年前は、それでも15個ほど注文があり、始めてにしてはよくやったと思います。
写真は、H氏から購入したものを撮影したものです。
販売するかは、追ってご連絡したいと思います。