蔵王二日目の夜。


毎年楽しみにしている鍋がある。

その名も馬喰鍋。


別に馬を食べるわけではない。

入っているのは鶏肉だし。



さあ、いよいよ再会のときだ!とばかりに温泉街へ繰り出す。


ハセガワシゴト-温泉街



が・・・



その店の前に行くと明かりがついていない。

車で来店した他の客も「マジで?」と信じられない様子。


聞けば、このお店は年中無休だそうだ。

一緒にいた同僚も、二人なら予約しなくても入れるだろうと確認していなかった。

何があったかはまだ明らかではないが、やるせない気持ちになった。



別の店を尋ねるも、行く店行く店すべて満席。

行き所のなくなった二人はあてもなく温泉街を彷徨った。



結局、車に乗って市街地へ向かった。