すみません。完全に前回のブログは本質の議論がどこかへ行ってしまいました。

 

 話を本来の部分に戻しましょう。

 

 いわゆる民泊サービスの規制緩和についてです。国の政令改正はいわゆる観光立国ニッポンを推進していくために、民間が主導するような形で民泊サービスが大きな広がりを見せ始めています。

 

 これらを勘案して、十分な議論をして結論が出なかったのならまだしも、壁にぶつかってフリーズして国の見解待ちというアホな答弁をされたことには開いた口が塞がらない感じでした。

 

 実はですね、そういうこと以前に、船橋市の条例の「変」な部分が見えてきて、いや~な思いをしているんです。

 

船橋市旅館業法に基づく衛生に必要な措置等を定める条例

 (趣旨)

第1条 この条例は、旅館業法(昭和23年法律第138号。以下「法」という。)第3条第3項第3号及び第4項第4条第2項第5条第3号並びに旅館業法施行令(昭和32年政令第152号。以下「政令」という。)第1条第1項第11号第2項第10号第3項第7号及び第4項第5号の規定に基づき、社会教育に関する施設等で学校又は児童福祉施設に類するもの、意見を求める者、宿泊者の衛生に必要な措置の基準、宿泊を拒むことができる事由及び施設の構造設備の基準を定めるものとする。

 

 表をご覧ください。

 

 

 私がまとめてみたのですが、数字はそれぞれの法の、

 

 条-項-号を表しています。

 

 船橋市以外の自治体も、船橋市とまったく同じ法や施行令に基づく条例の制定にも関わらず、条例の名称は、

 

 自治体名+法律名+施行条例

 

 となっています。

 

 船橋市だけ理屈っぽいというか、くどいというか、アホでしょ。それでいて横並び主義的理屈をこねる時も多いんですよね。

 

 実はね、条例を細く読み込むと、「言い回し」だとか「表現」の仕方が非常にわかりにくくなっているのが船橋市の条例。

 

 理屈っぽいんです。ものすごく。理屈を捏ねくり回してかえって解りづらいのです。これってアホの見栄っ張りの典型なんですよね。

 

 俺ってできるだろうを言いたいだけ。

 

 おりこうさんは、どんな市民が読んでも理解しやすいようにします。(笑)。

 

 予てから、法令解釈は誰がするのか?を調査研究している私ですが、ピンポ~ンって感じで、今までの懸念がはっきりした感じです。私が申し上げたいのは、国の法令をどう解釈して、市政に反映させるのか?が、船橋市に関しては異常なのです。

 

 解り難くしている。「難」「解」なのです。

 

 そして、市の多くの職員のスタンスが「法務課が良いと言った。」「法務課がダメと言った。」ということで、法務課が神様のような扱いなのです。

 

 昔は財政部長や財政課長が神様だったのですが、今は法務課長が神様のようです。もっと言えば、法務課の職員全員が「全能の神」のようです。

 

 ぼくなんか、法務課のある職員が「エロ」であることを知っていますから、絶対に神などとは言いませんし、むしろ野獣の集団だと思っていますから、最初から疑ってかかっています。

 

 そもそも議会の務めは条例案をノーチェックで通すことではなく、最初から疑ってかかるのが仕事です。

 

 それが、「例規審議会も通っていますから」という枕詞に騙されるアホ議員が増えてきていて困るのです。

 

 民間企業に勤めている頃、中国の市人民政府との合作事業という、当時1,500万米ドルを投資する契約書などは一字一句社員総出でチェックしました。

 

 その後に弁護士の先生に見てもらうとかと言う手順だったのですが、プロの目が必要なのは言うまでもありません。

 

 ところが、船橋市の例規審議会は次のように進みます。

 

船橋市例規審議会規程

船橋市例規審議会規程(昭和42年船橋市規程第3号)の全部を改正する。

(設置)

第1条 市において制定し、及び改廃しようとする条例及び規則(以下「例規」という。)を審議し、その成文の適正を図るため、船橋市例規審議会(以下「審議会」という。)を置く。

(組織)

第2条 審議会は、企画財政部長、総務部長、政策企画課長、財政課長、総務課長、法務課長、職員課長その他市長が指名する者をもって組織する。

(平24訓令12・平28訓令6・一部改正)

(招集及び議事の進行)

第3条 審議会は、必要の都度総務部長が招集し、議事の進行及び整理を行う。

 

 たぶん、どこの自治体も似たり寄ったりだと思うんです。なのでここは責めません。

 

 しかし、出席者の目です。フシ穴だらけの感じがするんですよ。ここも「しっかり揉んだんだろ」程度で信頼しきっていると思うのです。なんせ、入庁した時から神様扱いの課が作ったんですから。雁首揃えたってチェックする機能がなければ意味がありません。

 

 で、ルーズに通過してしまうのです。ということは、代々の成文の悪弊、整文の悪弊も気付けないのではないかと思うのです。完全前例踏襲主義の船橋市役所ですからね〜。時代に即応なんてしない。

 

 さらに言えば井の中の蛙だらけの船橋市職員ですから、他に負けてね~しというスタンスで謙虚な気持ちが皆無ですから、他自治体と比較するなんてないのでしょう。

 

 今回のこのこと一つ取ったって「変」なのに...。

 

 まあ、反省を促したいものです。

 

 あっまだ本論に入れない。(笑)。