に行ってきました。
所沢市の文化幼稚園 と清瀬市のゆりかご幼稚園 の2園を視察させていただきました。

両園とも「認定子ども園」の運営をしています。
文化幼稚園は、WebSiteをご覧いただいてもわかるように、幼稚園6園、保育園2園を経営する学校法人です。保育園のうち1園は幼稚園との連携での認定こども園となっています。

私立学校の経営者の先生は数多くお会いする機会のある私ですが、いつも思うのは、「心の底から子どもを思う」方々ばかりです。

それはどういう意味かと申しますと、口だけで子どものことを考えていると言いながら、自分たちの教育や保育が最高だと思い込み、なんら改善努力をしないどこぞの保育関係者とは違い、日々他市や他の類似施設などの情報収集をしながら、「親方日の丸に安住する」ことなく、子どもたちのことだけを考えて、必死になっている方々ばかりなのですが、今回のこの2園の経営者の理事長先生は、もう完全に飛び抜けちゃっている感じでした。まずは自園の子どもたちのことを思う気持ちはもちろんですが、日本全国の子どもたちをどうするかを常に考え実践をしていらっしゃる。仕事だからって仕方なく机の上で評論家めいたことをウダウダ言っているのとは大違いです。

さて、最初に視察をさせていただいた文化幼稚園は、道路を隔てて文化保育園があります。朝早い時間に保護者が用事がある子どもは、文化保育園に登園します。そこで家庭と同様に過ごします。その後、幼稚園の登園時間になると、保育園から幼稚園へ登園します。そして幼児教育を受けます。その後、降園時間になると保育園に帰っていきます。

普通の幼稚園児はほとんどがママが送ってきて、ママが迎えに来ます。しかし、認定こども園児は、幼稚園にママと来る頃は、先生と幼稚園へ行き、幼稚園にママが迎えにくるときは、先生と保育園に帰っていきます。ここに理事長の悩みと優しさがあります。このほんの数分の時間差への配慮があるのです。それらを子どもの視線、視点でどう解決するかを念頭に、日々子どもと向き合っていらっしゃいます。そこが素晴らしいと感服しました。

次に視察させていただいたゆりかご幼稚園は、都道府県による制度上の違いかなという感じでした。幼稚園と東京都認証保育所式認定こども園とでもいのでしょうか。そういう組み合わせです。

園のWebSiteの課外授業のページをご覧ください。わかりやすく説明がでております。これまた理事長が子どもの成長をしっかりと考え、どうあるべきかを常に考えていらっしゃいました。本当にどちらの園も理事長先生の「子ども」に対する熱い思いが伝わってくる視察でした。