大阪市、京都府、尾道市、久留米市と4つの自治体に視察に伺いました。
委員の皆様、事務局の皆様、同行いただいた健康福祉局長、保健所理事、皆様本当にお疲れさまでした。

まず、かなり本論から外れる話ですが、スーツケースを購入してよかったです。4都市の移動って2泊3日だとかなりハードでして、更には職員課って職員に甘く議員に厳しいですから(笑)、「徒歩」も結構あります。その辺の工夫も、議会事務局の方で頑張ってくださっていますが、私の初当選時などに比べれば視察事情もだいぶ変化してきました。

昔は、視察先の自治体が車での送迎をしてくださったり、食事をご用意いただいたりと、そういう時代でした。しかし、行財政改革が言われ、官官接待が問題になりと、様々な事案によってその事情も変わってきました。更には何度もこのブログでも書かせていただいたのですが、我々のような「視察」をしたことのない職員課さまの厳しいチェックと運用ルールによって、「ふざけんな」状態の旅程運用。やっとここまでできたかという感じで、職員課さまもご理解をくださったようです。

それでも今回は4都市移動でかなりの強行スケジュール。時刻表に基づいた動きをしないと、このときとばかりに欲張った視察事項をこなせなくなります。そういう意味でも、委員会構成メンバーにも恵まれているので、ハードスケジュールで良い勉強ができました。議会事務局職員は、たぶん一流旅行代理店でもしっかりと評価される「添乗業務」と「委員会書記業務」と「随行職員業務」の3つの業務をこなしましたから立派なものです。しかも「時間外手当」もつかないでしょうに…。

ですので、私の究極の視察のあり方は、現地集合現地解散に尽きると思っています。今時、なんで委員会全員で視察先まで移動するか? 子どもじゃないんだから、「いついつ、どこへ、何時までにお越しください」でよいのではないでしょうか。だいたい、何で夕飯までも議員に付き合わなきゃいけないのか。ある意味、職員にとっては「悲劇」でもあると思います。そろそろ視察の考え方をきちんと考えてみる必要があるのではと思いますね。

それから、ふだんから相当の頻度で所管事務調査を行っている事案についての視察ですから、高レベルとは言いませんが、かなり理解度の高い案件についての先進自治体の視察でした。有意義だったのではないかと思います。そう考えると、委員会のあり方って重要だなと思います。

そういえば、今回の驚きは、かなりのハードスケジュールだったので、お土産を見繕う時間がなかったということです。古き良き時代は、観光旅行のように「お土産タイム」があるくらいの視察でした。

考えてみたら、前述したように、昔の視察と言うか、委員会が活発でない時代は、「先進自治体」を視察させていただいても「ぽか~ん」状態でした。というか、現状でも他の委員会はそうかもしれません。質疑応答で質問が出なかったのです。というより質問をできる知識を持ち得ない状態での視察だったのでしょう。

今回、我が委員会の視察は、すべてのテーマが委員からの希望であり、そのテーマを議会事務局と前任の健康福祉局長とで探していただき、その上でのご推薦でした。ですから次回以降のブログで書かせていただきますが、すべての視察先が高レベルの先進自治体だったのです。なので質問がとまらないくらいの熟練度という感じでの視察でした。