で、岐阜県大垣市にお邪魔しました。
「隣の芝生は青く見えてしょうがない」視察第三弾でした。

こちらの視察テーマは病院経営です。大垣市民病院はその経営状況が大変素晴らしく、全国的に名前がとどろいています。

今回はものすごく勉強になりました。
「マインド」だぜ。って感じ。病院が完全にひとつにまとまっていること。病院のあるべき姿が完全に全職員に理解され、実践している。それだけのこと。それだけのことって簡単に言っても、簡単じゃないことは百も承知ですが、それができているところが素晴らしいのです。

もう「It’s a GREAT!!」の連続でした。

単純に、収入と支出を詳細な管理をする。それも然るべき職務の方がしかるべく管理をする。職員全員がよく働く。上司が働く職員を評価する。可能な限りのインセンティブを用意する。可能な限りの職場環境を整える。それらを享受する職員がそれらを用意した上司を評価する。プライドを持って仕事をする。そのことを市長をはじめとするすべての市役所職員がバックアップする。市民が評価する。市民も誇りに思っている。大垣市の宝物ですね。

一般会計から?の繰り入れ2、3億円程度。そしてそれくらいの黒字はちゃんと出す。とのこと。人事も、業務への深度も深い。ドクターを大事にする。もうたかが○○、されど○○ってことばかり。

基本的なことを当たり前のようにやっている。だけどそれが完璧にできていることが素晴らしい。手抜きが一つたりともない。そこがすごい。そしてとにかく事務局長さん、課長さん、みんなすごい。語彙が少なくて申しわけないのですが、「すごい」としか言いようがないのです。

さて、気になった施設面での写真です。


船橋市議会 勝手にe-報告 (長谷川大のe-通信簿)-リカバリールーム


船橋市議会 勝手にe-報告 (長谷川大のe-通信簿)-リカバリーチェア

リカバリールームです。入院までは必要ない。しかし、数時間様子を見ましょう。大丈夫だったら帰宅していいですよ。って部屋。カテーテルの検査などだそうです。




船橋市議会 勝手にe-報告 (長谷川大のe-通信簿)-がんサロン2


船橋市議会 勝手にe-報告 (長谷川大のe-通信簿)-がんサロン

がんサロンは21年度事業だそうです。お話の会やいろいろリッラクスして患者さん同士が集うようです。




船橋市議会 勝手にe-報告 (長谷川大のe-通信簿)-通院治療センター

通院治療センターはがん末期の方などがターミナルケアで化学療法などの治療に通うところだそうです。


これ以外に、救命救急センター、ICU、CCU、NICU、健康管理センター、医療機器もうらやましいくらい。

それよりなにより、「自治体病院とはこうあるべき」という違った認識をしている自治体病院が多いことに
たくさん気づかされる視察でした。それにしても感動的でした。