今では、好物となったうなぎ。

子供の頃は、こんなグロテスクな食べ物はない!

と、拒否していました。

 

私の父は、80代前半。田舎育ちのいわゆるガキ大将。

7人兄弟の2番目で長男。

子供の頃の昔の話を聞くと、ホントに面白い。もっと聞いておけばよかったと。

(亡くなってはいませんが、認知症が進んで話があまりできないのです)

 

父の兄弟から昔の話を聞いたところ、家の近くの小さな川で、うなぎが獲れていたと、信じられない証言。

わんぱく少年の父は、うなぎを捕まえ食べていたそうです。

どう調理していたかは詳しくは知りませんが、今のようなタレで食べていないでしょうね。

それをみていた妹さんたちは、未だにうなぎは苦手らしいです。

 

で、獲物獲りが大好きな父なので、私が小学生の頃もよくうなぎ釣りに行っていました。

仕事を早めに切り上げ(自営でしたので時間は都合がつくのです)、畑にいる巨大ミミズを

エサ用に準備し、夕方から木曽川か長良川の河口付近までいき、釣り竿を垂らしひたすら引くまで待つという気の長い釣りです。

一緒に付いていった記憶はないのですが、兄弟の証言によると、河原に下りるにも鍵付きのチェーンとかで下りれなくなっているのになぜか鍵を持っていたとか、秘密の入り口があるのか地元の方用にフリーパスみたいなところから勝手に入ったりしていたらしいです。

 

3時間ほど釣りをして夜の9時10時には帰ってくるのですが、2.3匹は釣れていましたね。

クーラーボックスに無造作に入っていて、そのままビニール袋に入れ替え、冷凍庫に直行です。

ですから、うちの冷凍庫は開けると、とぐろを巻いたようなグルグルしたものがいるのですよ。

お察しはつくと思います。どうしても、無理でしたね。

 

うなぎの蒲焼用に、背開きか腹開きか適当に父がさばいていました。

今でもうなぎの生臭い匂いを思い出します。

 

この体験で子供頃の私は、父が釣ってきたうなぎを食べれなかったのです。

家族はみんな食べてましたけど、私ひとりうなぎのタレかけごはんで満足でした。

うなぎは食べに行くものではなく、家で食べれたという贅沢な環境だったのです。

 

今では貴重な天然うなぎ。おいしかったんだろうか・・・