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すずねの書くとこ

すずねのブログ。天使のような人が書いているブログ。私は天使。

今日、友達と初めてバッティングセンターに行った。
バットを振るだけの遊びに私は乗り気じゃなかったけど、やってみて考えが変わった。
ボールがバットにあたった感触、高く弧を描いて飛んでいくボールの軌跡。
打てたら楽しかった。

私はずっと80kmの球で練習してたけど、何度かやっているうちにコツがわかってきて、
けっこうな確率でボールを打てるようになった。
もしかしたら私にはバッターの才能があるのかもしれない。

実際のグランドに立ったらホームラン連発で、プロ野球ドラフト会議からスカウトされて、年棒15億。


それぐらいの自信を私は得た。
私は無敵だ。

「わぁ、あんな高いところにボールが!誰か助けて!!」

「任せて」

「え、翼がはえてる・・・君はもしかして・・・!」

「天使だよ」

「天使だぁ!助けてくれるの??」

「ボール、とってあげるよ」

「やった!ありがとう!」

「高い木に引っかかったボールを取ることぐらい朝飯前だよ」

「すごい!天使が飛ぶところを見れるんだ!!」

「じゃあ・・・」

「え?」

ドンドン!!

「うわぁっ!いきなり走り出したかと思えば天使が木にタックルしてる!!」

ドンドン!!

「ああ、そうか!木に振動を与えてボールを落とそうとしているのか!!」

ドンドン!!

「これなら落ちるぞ!がんばれ天使!!」

ドンドン!!

ポテ

「あ、落ちた!!」

「はい、どうぞ」

「ありがとう!」

「どういたしまして」

「すごいなぁ・・・さすが天使だよ。天使最高!!」


こんな夢。

はじめまして。すずねの祖母である千恵と申します。

いつも孫のブログをご覧いただき、誠にありがとうございます。
たくさんのコメントをいただき、孫も喜んでおります。

今回は特別に祖母である私が記事を執筆する運びとなりました。
なぜかと言いますと、以前からブログというものに興味を持っていた私は孫がブログをやっている事を知り、
無理を言って書かせてもらう事にしたのです。(ブログという言葉の意味は完璧には理解していないのですが)
突然でびっくりする方もおられるかもしれませんが、そういうことなのだとご理解いただければ幸いです。

まだ使い方などがほとんどわからなくて、孫に教えてもらいつつの執筆になるので拙い部分があるかと思います。
その点はどうかご了承くださいませ。


さて、もうすぐ梅雨入りですね。
いかがお過ごしでしょうか。
梅雨になるとジメジメした日が続き、憂鬱になる方もおられるかもしれません。

そんな時、憂鬱な気分を吹き飛ばす楽しみが一つでもあれば良いかと思います。
ちょっとしたことでも、気分はだいぶ違ってくるのです。
たとえば、家にこもって好きな本を読むとか、普段しないことに熱中するなど、退屈な雨の時間をやり過ごすような事です。

ないですか。

そうですね、なかなかそういうものは見つかりにくいかもしれません。
では私の楽しみを書きましょう。

6月といえばアジサイ。
私の家の庭には既に紫陽花が咲いております。
ご存じのとおり、紫陽花の色彩はとても美しいのですが、雨の日になると一層美しくなるのを知っていますか。

雨の降り続く日、ふと窓から庭を眺めると紫やピンクの色をした紫陽花たちが並んでいます。
よく晴れた日に見る紫陽花とは何かが違います。
やけにコントラストのはっきりとした、思わず見入ってしまうくらいの色をしているのです。
これは雨に濡れることによって紫陽花の持つ、本来の色鮮やかな美しさが最大限にまで引き出されているからですね。

その光景はとても幻想的で、心を虜にする美しさです。

普段なら特に気に留めることもない紫陽花たちが、雨の日にとても素晴らしい光景を見せてくれる。
私は毎年、そんな紫陽花たちを見るのが楽しみの一つです

そんなわけで、私はけっこう梅雨が好きだったりします。
ほんのささいな事ですけれども、これだけで梅雨に対する私の気分は明るいものになっているんですね。

梅雨の時期、それは多くの人にとって嫌なものです。
祝日はないし、雨は続くし、なにかと嫌なことばかり考えてしまいます。

そんな時、ちょっとだけ嫌な思考を止めてみて下さい。
そして、なんでもいいですから一つの楽しいことを考えてみましょう。
些細な事でもかまいません。

思い浮かびましたか。

思い浮かばなかった人、とりあえず行動してみましょう。
外に散歩へ出かけたりするのもいいでしょう。
何か発見できるかもしれません。

思い浮かんだ人。それを実践しましょう。
きっと楽しいはずです。

そうやって前向きな方向へ動けば状況はおのずと変化していきます
身体を一定の場所にとどめておけば、心は暗い気分のままです。

何か一つ、あなただけの楽しみを見つけて下さい。
すると、いつのまにか心が晴れやかな気持ちになっているかもしれませんよ。

梅雨の時期。
雨に心が蝕まれてしまわないよう、楽しく過ごしましょう。


短くつまらない内容かとは思いますが、今回の更新はここで終わらせていただきます。
ここまで読んで下さった方、本当にありがとうございます。
またコメントなどもいただければ嬉しく思います。

以上、孫に代わって祖母である私がお送りしました。

むかしむかし、あるところにイマキタという若者がおりました。
イマキタは大変怠け者で、仕事もろくにせず、いつも家でゴロゴロしておりました。

イマキタはお婆ちゃんと二人暮らしです。
年寄りで身体の弱いおばあちゃんは、働かないイマキタのために、
毎日街に出て商売をしておりました。

ある日、身体の限界を悟ったおばあちゃんは言いました。

「私はもう身体がもたんよ。そろそろ働いておくれ」

それを聞いたイマキタは激怒しました。

「なんだ!?俺が働いてお前を養えっていうのか!???冗談じゃない!!」

そう言っておばあさんを刺殺してしまったのです。
イマキタはおばあさんの死体を土に埋めると、再び家の中で寝転がりました。

何日かたって、イマキタはあることに気付きます。

「食べ物がない・・・」

そう、稼ぎをするおばあさんがいなくなったのでイマキタの家には食べ物がなくなったのです。
働かなければならない、そんな考えがイマキタの頭によぎりました。

「そんなのは嫌だ。そうだ強盗しよう!」

イマキタはお婆さんの使っていたカマを手にすると街へ繰り出しました。
そしてある店に入ったのです。

「金を出せ!!さもなくば刺し殺すぞ!!」

そう叫んだのはいいのですが、店の中には誰もいませんでした。
しめた、と思ったイマキタは店の中をあさり始めました。

そして金塊が詰まった袋と1通の手紙を見つけました。
その手紙には「イマキタへ」というおばあちゃんの文字が書かれていました。

この店はおばあさんが生前に営んでいたところだったのです。

「イマキタへ 私はもうすぐ逆上したあんたに殺されるだろう。
 小さいころから暴力的で怠け者だったあんたは、私の手に負えなかった。
 そんなあんたを恐れていつまでも放っておいた私にも責任はある。
 このおかねを持って、他の街へ行きなさい。
 そろそろ街の役人が私の死体を見つけてあんたを殺人者として探し始めるはずだ。
 そうなる前に、逃げなさい。
 そして、他の街へ言って商売をしなさい。
 やり方はここに書いてある。この資金があれば充分だろう。
 あんたは商売をしながら裕福に暮らせるだけのお金が得られる。
 幸せを見つけて、本当にまっとうな人間になっておくれ」

これを読んだイマキタは、金塊とおばあさんの手紙を手に、他の街へと走り出しました。


イマキタは、新しい街で商売を始めました。
最初こそ嫌だったものの、商売を始めるうちに村の人と交流ができ、
楽しいと思うようになりました。

怠け者だったイマキタは働き者になり、村の人間から慕われ始めました。
そして、いつしかイマキタはまっとうな人間になったのです。

しかし、イマキタがおばあさんを殺した罪が消えることはありませんでした。
イマキタはおばあさんを殺した事を心から悔みました。
そして毎日毎日、お婆さんを埋めた山の方に向かって懺悔をしたのです。
「おれはなんて罪深い男だ・・・」
心の底からそう思いました。


イマキタは村の娘と結婚しました。
2人で商売をするようになり、お金はたんまりと入りました。
何一つ不自由のない暮らしです。

やがて子供を授かり、幸せな日々が長く続きます。


何十年という時がたち。
イマキタはすっかりおじいちゃんになっていました。
嫁はとうの昔に死にました。

子供といえば、いい歳になったのにも関わらず家でグウタラするばかりです。
まるで昔の自分を見ているようでした。

イマキタは、働かない息子のために身体が衰える直前まで働いていました。

ある日、身体の限界を悟ったイマキタは息子にこう言ったのです。

「俺はもう身体がもたんよ。そろそろ働いておくれ」

イマキタは殺され、息子は村へ強盗に、そして金塊と1枚の手紙を見つけるのでした。

(続く)

私は今日、物凄い勢いで人に謝りました。
ケイコのお父さんにです。

学校が終わって、ケイコの家に遊びに行くことになりました。
毎度の事です。
でも今日はケイコが一人でゲームに熱中し始めたので私は退屈でした。

そんな時、ケイコの部屋に、あるおもちゃがあったのです。

手首にテープを巻きつけて、小型のボールを投げて遊ぶおもちゃです。
ゴム製の紐がついているので、投げても手に戻ってきます。
通称バンジーボール。

私はそれで一人で遊ぶことにしました。

ポーンポーンと、投げては戻ってくるボール。
不思議な事に、これが飽きないのです。

私は取り憑かれたようにバンジーボールを繰り返し投げていました。
拾いに行く必要がないので画期的なおもちゃだな、と思いながら。

しばらくして、
ケイコのお父さんが部屋に入ってきたのです。

「ケーキあるぞ」

その時でした。
私の手首からテープが剥がれたのは。

投げたボールはそのまま飛んで行きました。

そしてあたったのです。

ケイコのお父さんの顔に。

バンジーボールが・・・


「ぶふぉ」

って言ってました。



今日の反省点

・バンジーボールは屋外で遊ぶこと。

・周りに人がいないのを確かめて遊ぶこと。

・テープは手首にしっかり巻きつけること。