2008年9月10日よりホテル事業室を立上げ、最初のプロジェクトとして横浜ベイシェラトンホテル&タワーズ、5ヵ年改修工事のコンストラクション・マネージャーのプロジェクトを受注しました。

計画に当たっては、2008年10月よりホテル事業コンセプトの造り込みから各アウトレットの工事完了引渡までの設計・工事管理まで行っております。

ホテル事業コンセプトついては、マクロ・ミクロ環境分析から、マーケッティングの基本戦略である「セグメンテーション」「ターゲッティング」「ポジショニング」等を議論しながら、ホテルのコミッティメンバーの皆さんと共に事業コンセプト「Heart of Yokohama」を構築しました。

CMの主な業務は「デザイン・品質管理」「工程管理」「予算管理」です。


今回は全プロジェクトの一つである2階コンパスレストランの改修工事が完成し、7月9日にオープンしましたので、ブログに載せてみました。

内装デザインはロス・アンゼルスの著名なインテリアデザイナーであるマーク伊東氏にお願いしました。図面は全て英語であがってきましたが、内装工事会社の高島屋スペースクリエイツ株式会社で英語の図面も問題なく処理して頂きました。

レストランのコンセプトは

“横浜「初」和・洋・中を提供する「ライブキッチン」のあるオールディダイニング”

流行を意識することなく、時間に左右されないタイムレスな空間を提供する。

です。



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1.ファサードデザイン:

近くを通る人たちの目を引くように考えたエントランスのデザインです。

ロビー側の壁面に大きなアイアンのスクリーンを立て、木目とオーガニックなエレメントのスクリーンとをバランスよく融合させています。

このスクリーン越しにパフォーマンスキッチンの存在を確認し、つい入って見たくなるようなエントランスとなっています。


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2.エントランス・キャッシャーカウンターより内部を望む

右手キャッシャーカウンターの背後のワインセラーがレストランのゴージャスさを醸し出しています。

奥にデザート、サラダバーのパフォーミング・カウンターが見えています。


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3.客席よりパフォーミングキッチンを望む1

「焼く、煮る、揚げる、盛り付け」など五感に訴えるパフォーマンスが行われるライブキッチンを広く取ってレストランの全ての席からパフォーマンスが見られるよになっています。天井からのペンダント照明は花のブーケをイメージしています。パフォーミングキッチン奥ピザオーブンの両脇の壁はコンパスのイメージ写真をブラックグラスの中に封じ込めています。

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4.客席よりパフォーミングキッチンを望む2

家族用として利用できる5人掛けのラウンドソファ越しにエントランスとパフォーミングキッチンが見えています。


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5.ぺデストリアン・デッキ側客席

ぺデストリアン・デッキ側の客席は外部から見え隠れする演出のために部分的にドレープをあしらっています。



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6.ラウンドソファ越しに見える天球儀

手前の天球儀は「コンパス」をイメージさせる演出で、奥の壁面は横浜湾の波をイメージしています。



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7.客席よりエントランスを望む

エントランス廻りの客席、キャッシュカウンター、ワインセラーなどバ ランスよく配置しています。






地方都市でたまたま見かけたお店です。

なんと哀愁のある風景でしょうか。感激しました。


写真では十分表現できてませんが、この看板は光っています。

それは文字が後ろの木格子に取り付けてあるからでしょうか?


文字が白のフレームで囲まれているからでしょうか?


文字が青白いペンキだからでしょうか?


そしてCSアンテナ、駐車禁止標識の位置が絶妙です。

ドアに「定休日」とありますので、当然日々営業してるはず。


コールドパーマは決して冷たくないらしい。検索して調べました。

チョット危険かも知れませんが、お店に入りたくなりました!

あたたかい空気と時間が流れています。


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株式会社 長谷建築設計事務所では、このたび財団法人日本産業デザイン振興会が主催する「2009年度グッドデザイン賞」(Gマーク)を「オースピス水道橋」で受賞いたしました2007年度に受賞したグッドデザイン賞金賞以来の快挙です。

受賞については9月11日の時点で内定しておりましたが、本日公式な受賞発表が有りましたので早速ブログにて報告させて頂きます。


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「オースピス水道橋」では雑然とした環境の中で、閉鎖的な壁ではなく透明感のあるガラスのスクリーンを選択し、各階を強調させるように水平に延びる白いラインとリズミカルに構成される垂直レイアードパターンによるファサードに特徴を持たせました。


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それに対して今回、グッドデザイン賞では特に「雑居ビルの雑然とした容姿を助長するようにランダムなサッシュの配置でファサードを形成している。こうしたデザインであれば、入居後に中の様子がバラバラになってもきたならしく見えず、むしろ、多様性を感じさせたり、リズムを感じさせたりすることができるのではないだろうか。使われた時にデザインの意図が明確化するだろう。」と言うコメントを頂き、弊社のデザインコンセプトが高く評価されました。



弊社では今回の受賞を契機に、これからも優れたデザイン性を追及して参ります。

なお、本年度グッドデザイン賞表彰式は、11月6日に東京ミッドタウン・ホール(港区・赤坂)で開催される予定です。



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弊社は2007年度グッドデザイン賞(財団法人日本産業デザイン振興会)金賞を受賞しましたので、昨年も「アクアガーデン」で挑戦したのですが、二次審査でグッドデザイン賞を逃してしまいました。



今年も「オースピス水道橋」で二次審査まで行きましたので、社内でプレゼンボードを作成し、8月26日に二次審査会場に搬入しました。8月27日と28日が審査日で28日の夕方から29日(土)、30日(日)と一般公開されました。


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(コンセプト)


水道橋駅近郊に存在する6本の放射線状街路により構成されるヨーロッパの各地で見られるようなCircus(円形広場)に建つオフィスビル。

当該敷地はヨーロッパの都市にあるヴァナキュラーな建物で構成される街区ではなく、建物自体様々な看板を抱える雑居なイメージのものである。




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計画に当たってはこの無秩序な街区に対して、閉鎖的な壁ではなく、透明感のあるガラスのスクリーンを選択した。

各階を強調させるように水平に延びる白いラインとリズミカルに構成される垂直パターンによるファサードに特徴を持たせた。

テナント構成としては、地下1階、1階は店舗、2階から5階までを若い事業者をターゲットにした事務所を提供した。





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Royal Hawaiian Hotel



「太平洋のピンクパレス」と呼ばれるこのロイヤル・ハワイアンホテルは1927年2月1日にマトソン社所有の豪華客船「マロロ号」の旅客宿泊施設としてオープンしました。

建築の様式としては1920年代に流行したスペイン・ムーアスタイルを踏襲しており、建物の中心に位置するキューポラはスペインのミッションスタイルの鐘塔をイメージしています。ともすれば、美的センスを疑われるような強烈なピンクの外観はこの南国のトロピカルな気候の中で日本では見られないような美しい青い海、透き通るような青い空、ココナッツ・ツリーの緑のコントラストとこの建物の特異な形態によりあらゆる角度から見ても絵になる建物です。

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この度、2009年2月に新しいコンセプトのホテルとしてリニューアルオープンしましたが、このホテルはスターウッドホテル&リゾートの高級ブランド、ラグジュアリーコレクションのカテゴリーとして君臨しています。今回の大改装工事はロイヤルの持つ本来のエレガントさを最大限利用して素晴らしい出来ではないかと思われます。


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前回のブログで紹介したモアナサーフライダーホテル同様、このホテルも1992年から2005年まで、約13年間このホテルのデザインに係わってきました。

2004年に私が担当し、改修したロイヤルビーチタワーの客室と客室廊下は今回のリニューアルの対象となっておらず、当時の面影がそのまま残っていました。


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